⑵ 横山重、太田武夫校訂『室町時代物語集』第5、大岡山書店、1942年⑶ 岡田啓助『文正草子の研究』桜楓社、1983年⑷ 寛永頃刊の丹緑本テキストは『室町時代物語大成』第11(横山重、松本隆信編、角川書店、⑸ 三戸信恵氏は管弦場面において中将が直衣姿で描かれていることについて、『文正草子』の玉の輿のエピソードに王朝物語のイメージが投影されていると示されている(国文学研究資料館、チェスター・ビーティー・ライブラリィ編『チェスター・ビーティー・ライブラリィ絵巻絵本解題目録』解題篇、勉誠出版、2002年、19-20頁)。⑹ 全図、翻刻など「絵本・絵巻の世界」http://ehon-emaki.meisei-u.ac.jp/bunshiyau_top.htmlにおいてWEB公開されている(20190507閲覧)。山本陽子「明星大学本『ふんしやう』絵巻の挿絵について」『明星大学蔵絵入り和本の基礎的研究とWEB公開、教育実践への応用 明星大学平成22年度特別研究費(共同研究助成費)研究成果報告書』平成23年3月。山本陽子「明星大学本『文正草子』絵巻と挿絵図様の酷似する『文正草子』絵巻について:チェスター・ビーティー本と東海大学本」『明星大学全学共通教育研究紀要』第1号、明星大学教育学部全学共通教育委員会、2019年3月、97-109頁。⑺ 国文学研究資料館、チェスター・ビーティー・ライブラリィ編『チェスター・ビーティー・ラ⑻ 『特別展 霞ヶ浦と太平洋のめぐみ─塩づくり─』茨城県立歴史館、2012年、40頁。管弦部分についてはhttp://www.rekishikan.museum.ibk.ed.jp/06_jiten/shozou/bunsyouzousibyoubu.htmにおいてWEBに掲載されている(20190507閲覧)。⑼ 東海大本については今後見分予定である。「第8回 嫁ぐ娘に贈られた めでたづくしの物語東海大学付属図書館蔵 2015年2月2日掲出」http://mainichi.jp/sp/tokaism/heritage/08.htmlに文正夫妻の場面が掲載されている(20190507閲覧)。⑽ 和歌についてはいくつか異同があり、中でも気になる点は、寛永版では「袖の月」となっている歌が、承応2年本では「袖の露」と詠まれており、絵本類でも「袖の露」となっているものが多く見られる点である。この違いについては今後検討してきたい。⑾ 前注⑺解題篇、74頁。⑿ 根岸競馬記念公苑(馬の博物館)『馬の博物館所蔵品図録』1988年、68、69頁⒀ 前注⑺。CBJ1011については関係の近い作品として白描風の挿絵を持つCBJ1019、CBJ1032も存在し、三戸氏によってすでにCBJ1011、1019、1032、早稲田本は1つにグルーピングできるものであり、17世紀後半、延宝から元禄頃の作ではないかと指摘されている(前注⑺解題篇、77-78頁)⒁ 『奈良絵本絵巻集6 文正の草子』所収の大型奈良絵本(中野幸一編、早稲田大学出版部、1988年、3-178頁)。『和古書善本特選目録』(〈2015年冬期特集第29号〉、臨川書店、38頁)などにも図版が掲載されている。⒂ 『館蔵選(2)カタログ 物語絵 奈良絵本と絵巻に見る古人のこころ』海の見える杜美術館、1983年)掲載356の伝本(慶應義塾大学図書館蔵)に拠る。イブラリィ絵巻絵本解題目録』解題篇・図録篇、勉誠出版、2002年2006年、68-69頁講談社、1993年― 61 ―― 61 ―図版出典図2 平山郁夫、小林忠編著『秘蔵日本美術大観五 チェスター・ビーティ・ライブラリー』
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