鹿島美術研究 年報第37号別冊(2020)
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⒄ 欧陽脩『牡丹譜』、中華書局、2016年⒅ 孟元老『東京夢華録』、上海三聯書店、2016年⒆ 王栐、張邦基『燕翼詒謀録 墨荘漫録』、上海古籍出版社、2012年⒇ 呉自牧『夢梁録』、三秦出版社、2004年― 167 ―― 167 ―⑵ 揚之水『棔柿楼集・巻四 宋代花瓶』、人民美術出版社、2013年⑶ 中田勇次郎『文房清玩三』二玄社、1962年。⑷ 芳賀幸四郎『芳賀幸四郎歴史論集Ⅳ 中世文化とその基盤』思文閣出版、1981年。⑸ 細川護貞『中国瓶花といけばな』講談社、1983年。⑹ 工藤昌伸『日本いけばな文化史一 いけばなの成立と発展』同朋舎出版、1992年。⑺ 鈴木榮子『いけばなにみる日本文化』思文閣出版、2011年⑻ 『詩経』国風・鄭風篇「溱洧」という漢詩には「(前略)士与女、方秉蘭兮。(中略)維士與女、伊其相謔、贈之以勺藥。」との一句があり、男と女と、蘭の花を取り…また男と女と、お互いに談笑しながら、芍薬を贈る、という内容である。⑼ 李延寿『南史』中華書局、2008。⑽ 全称『仏説無量寿経』で、曹魏の康僧鎧訳。⑾ 中唐時期の文人・学者。生没不明。⑿ 晩唐時代の詩人。生没不明。⒀ 西省考古研究院編『唐長安醴泉坊三彩窯址』、文物出版社、2008年⒁ 陶穀『清異録』、上海古籍出版社、2012年。原書は二巻があり、隋から五代にかけて各種典故⒂ 宋明理学は、道学とも呼ばれ、漢唐訓詁学の堅苦しさを批判しながら、人間の道徳性や天と人を貫く理を追求する。南宋になると、朱熹の学派は道学の主流となり、彼の学問は性即理を主張したので性理学と呼ばれる。⒃ 陸九淵《語録》下、『象山先生全集』巻三十五。 陸象山(1139年-1192年)は、南宋の儒学者・官僚。 名は九淵、字は子静。象山の思想は「心即理」ということばで特徴づけられることが多い。朱熹の「性即理」に対して、象山は、心を分析してその中に性・情や天理・人欲を弁別することを良しとせず、心そのものが「理」であると肯定した。象山の思想を心学と称する所以である。参考文献:『故宮書画図録』(二)~(四)、国立故宮博物院、1967年『故宮博物院⑥宋元の陶磁』日本放送出版協会、1997年『世界美術史大全集 東洋編5五代・北宋・遼・西夏』小学館、1998年『世界美術史大全集 東洋編6南宋・金』小学館、2000年呉自牧『夢梁録』、三秦出版社、2004年陶穀『清異録』、上海古籍出版社、2012年王栐、張邦基『燕翼詒謀録 墨荘漫録』、上海古籍出版社、2012年葉紹翁、陳世崇『四朝聞見録 随隠漫録』、上海古籍出版社、2012年周密『斉東野語』、上海古籍出版社、2012年岳珂、王銍『桯史 黙記』、上海古籍出版社、2012年莊綽、張端義『雞肋篇 貴耳集』、上海古籍出版社、2012年が収まる随筆集である。中では天文、地理、草木など三十七門に分けてある。

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