鹿島美術研究　年報第37号別冊（2020）

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表1　円覚経変相図の作品誌図5　円覚経変相図の供養台図4　千輻輪文図3　唐草円文図1　 円覚経変相図 ―　223　――　223　―高麗14世紀初　ボストン美術館図2　 円覚経変相図の図案※四角形は短冊形を示す日付内容14世紀初め制作1642年頃東京の幸龍寺へ伝来（経緯不明）以降、修復されており、宋代の作品と判断。William Sturgis Bigelow（1856－1926）が日本滞在中（1882－89）に購入しボストン美術館へ寄贈。元仏画としてはじめて紹介。1911年8月1961年1988年11月円覚経曼陀羅図と紹介。高麗仏画の可能1992年1997年3月華厳経変相図と紹介。1997年10月円覚経変相図と最初で記載。性が高いと指摘。高麗仏画と記載。出典李静姬「高麗仏画の欧米への流入と所蔵」『高麗画全集2―欧米所蔵卷』（浙江大学出版社、2017年12月）、321－326頁ユキオ・リピット「円覚経変相図」『国華』1313号（2005年3月）、38－39頁。Chinese Paintings―Yüan to Ching Periods. Museum of Fine Arts Boston, 1961. Fig. 2.石田尚豊「毘盧遮那像を追って」『日本の美術270号―華厳経絵』（至文堂、1988年11月）、56－59頁。Selected Masterpieces of Asian Art. Museum of Fine Arts Boston, 1992. Fig. 109.菊竹淳一「華厳経変相図（作品解説）」『高麗時代の仏画』（時空社、1997年3月）、60頁。『高麗・李朝の仏教美術展』（山口県立美術館、1997年10月）、123頁。