図1 川崎美術館1階 平面プラン（想定案）10月8日 ★第1回神戸川崎男爵家売立 下見（於 神戸市布引川崎家本邸）10月11日−13日 ★第1回神戸川崎男爵家売立 入札（於 大阪美術倶楽部）2月26日 東京での入札展観、都合（二・二六事件）により一時延期。「（広告）至急謹告」（2月27日「東京朝日新聞」朝刊）2月27日−28日（予定） ★第2回神戸川崎男爵家売立 前下見（於 東京美術倶楽部）3月8日−10日 午前9時−午後5時 ★第2回川崎家売立 入札展観（於 神戸市布引 川崎家本邸）3月12日 ★第2回川崎家売立 入札（於 大阪美術倶楽部）3月1日 『長春閣蔵品展観図録』再刊7月5日 阪神大水害。川崎邸内は甚大な被害を受ける川崎重工業株式会社として社名変更神戸市が布引公園の開設、美術館（長春閣）を川崎家から買収し、美術館の修理を行う。戦時中は市長公邸として使用― 347 ―― 347 ―元号大正3年大正4年大正6年大正5年大正7年大正9年昭和2年昭和3年昭和9年昭和11年昭和13年昭和14年昭和15年昭和20年西暦川崎正蔵・川崎美術館・神戸川崎男爵家ち、コンドルが亡くなったため、建設は中止。）10月11日 （株）神戸川崎銀行設立★第13回開館（七回忌追福開館）（11月1日−3日） 川崎美術館を一般に縦覧を許可。画幅、器物など約500点を展示。12月1日午後2時－4時 川崎正蔵七回忌。布引円山にて、銅像の除幕式行われる。神戸、大阪、京都、東京、各地の紳士淑女約400名が出席。来賓に山本実彦による伝記『川崎正蔵』が贈られる円山の頂上1,300坪余の平地に移築した「六英堂」の隣接地に、川崎美術館を移転し、一般公開する計画あり。講演会も企画川崎家、長春閣・不老庵・美術館の処分について計画中6月29日 川崎芳太郎、七宝花瓶一点を高橋光威内閣書記官長へ寄贈7月13日 川崎芳太郎歿8月 （株）神戸川崎銀行、十五銀行に合併6月5日 神戸大空襲。旧川崎邸は10棟のうち、茶室不動閣を残して焼失『神戸市史 第三集 社会文化編』12月1日 川崎正蔵三回忌に際して、『長春閣鑑賞』全六冊、國華社より刊行。川崎芳太郎、正蔵の畏友であった朝日新聞社社長村山龍平・上野理一、山中吉郎兵衛に相談し、コレクションから優品388点を選出12月2日 三回忌。正蔵の友人や有名図書館に『長春閣鑑賞』を寄贈1月1日 「神戸新聞」に大橋翠石筆「獅子の図」の絵附録発行3月21日 川崎正蔵追福大法要が徳光院で執り行われる。追福法要に合わせて、神田兵右衛門、鹿島房次郎、瀧川辨三、武岡豊太、村野山人、山下芳太郎、岩崎虔が各自所有の書画、古器物一点ずつを出品することを諸士に働き掛けた結果、46名が参列する。191419151917ジョサイア・コンドル、「川崎邸設計図」（京都大学所蔵）作成。（の1916191819201927金融恐慌19281934川崎芳太郎が収集した和本約2,000冊が池田文庫へ寄贈される。1936193819391940神戸市、川崎邸跡を布引公園として2年後に再生すると発表1945 『川崎美術館第十三回陳列品目録（個人蔵）「川崎氏美術館開館」（11月1日「大阪毎日新聞」）「川崎美術館陳列」『國華』342号「米年翁銅像成る」（11月29日「神戸新聞」）「神戸布引に遊園地を拵へる」（12月2日「大阪朝日新聞」）「先人の銅像」『川崎芳太郎』「布引山の公開」『川崎芳太郎』「今上天皇行啓」（山本実彦『川崎正蔵』吉松定志、大正7年）「内閣書記官長男爵川崎芳太郎ヨリ物品受領ノ件」『採余公文・大正九年全』（国立公文書館）出典『神戸新聞五十五年史』「長春閣鑑賞と翁の追福会」『川崎芳太郎』河東義之「コンドルと邸宅建築―生活文化史を視野に入れて―」『学苑・近代文化研究所紀要』NO.827「川崎男家の売立て 二百万円といふ大取引」（9月30日「東京朝日新聞」朝刊）「川崎男家の売立 二百五十万円」（10月13日「神戸又新日報」夕刊）「売上の総額二百六万円に上る」（10月13日「大阪朝日新聞」夕刊）「（広告）神戸川崎男爵家蔵品入札東京特別展観」（2月26日「東京朝日新聞」朝刊）松下隆章「博物館の新収品 顔輝の寒山拾得図」『MUSEUM』第3号、1951年『神戸市史 第三集 社会文化編』「待望の“布引公園” 二ヶ年後に川崎邸更生」（1月8日「大阪朝日新聞」）
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