― 400 ―― 400 ―狩野派内での画風の伝播を考えるとき、狩野派絵師がどのような組織体系で修業をしたのかは重要な論点になろう。そのため、狩野派絵師がどこで修業したのかという点について、今後の研究課題としたい。⑼注⑶前掲の拙稿参照。⑽栄信・養信父子の中国絵画の模写事業については、野田麻美「幕末狩野派の倣古図様式の展開─狩野栄信・養信を中心に─」(『幕末狩野派展』図録所収、静岡県立美術館、2018)に詳しい。
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