② シンポジウム:「セザンヌ/ジャズ・ド・ブッファン:芸術と歴史」(ColloqueCézanne/ Jas de Bouffan: Art et Histoire)に参加し「Cézanne et Jas de Bouffan-lareprésentation de lʼintimité」と題してフランス語で発表し参加者と討論を行った。― 647 ―― 647 ―2019年9月23日 グラネ美術館で開催中の「サント・ヴィクトワール展」、コーモン芸術センターで開催中の「グッゲンハイム美術館所蔵品展」に出品中のセザンヌ作品を調査2019年9月24日 エクス発、パリ経由2019年9月25日 関空着(2)エクス① セザンヌの<場所>、ジャズ・ド・ブッファンの調査。CCRDのために改装された関する調査(本務校の西洋美術史の講義に関する調査のため本務校の法人研究費で滞在)2019年9月19日 アルル─エクス移動日2019年9月20日 エクス着、セザンヌ協会常任委員会に出席2019年9月21日 19:30~セザンヌ研究・資料センター(CCRD)の開所式に参加2019年9月21、22日 シンポジウム「セザンヌ/ジャズ・ド・ブッファン:芸術と歴史(Colloque Cézanne/Jas de Bouffan: Art et Histoire)」に参加し口頭発表(フランス語)を行った。その後、参加者と意見交換を行った。以下、順を追って研究成果を記載していく。(1)パリ① オルセー美術館資料室で、セザンヌ芸術の展開にエクスの<場所>が果たした役割を論じた文献を調査した。さらに、セザンヌと問題意識を共有したと仮定していたファン・ゴッホとポール・ゴーギャンに関する貴重な資料を発見できた。②オルセー美術館常設展示会場で、プロヴァンスを描いたセザンヌ作品を調査した。③ ポンピドゥー・センターの国立近代美術館で開催中の「先史時代、近代の謎」展に出品中のセザンヌ作品3点を調査した。出品作は、いずれも、エクス郊外のビベミュス石切場を描いた作品で、晩年のセザンヌがエクスの友人から刺激を受けて先史時代の古い地層に関心を向けていたことを確認できた。ジャズのセザンヌ家旧邸、温室、敷地、水槽を見学した。
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