鹿島美術研究 年報第37号別冊(2020)
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注⑴ 探幽の倣古図様式や、模本、直模作品との関係については、拙稿「江戸狩野派の〈倣古図〉をめぐる一考察─狩野探幽筆『学古図帖』を中心に」『徳川の平和─250年の美と叡智』静岡県立美術館 2016年、「模写と模倣のあいだにあるもの─狩野探幽『臨画帖』について」『狩野派─画壇を制した眼と手』出光美術館 2020年、「模写と倣古─江戸狩野派の場合」『日本美術のつくられ方 佐藤康宏先生の退職によせて』羽鳥書店 2020年を参照。⑺ 影山純夫「狩野探幽筆倣古画図巻」『Museum』410号 1985年を参照。⑻ 福岡県立美術館編『尾形家絵画資料 目録・図版』西日本文化協会 1986年、『東京芸術大学⑽ 拙稿、前掲「江戸狩野派の〈倣古図〉をめぐる一考察」を参照。⑾ 拙稿、前掲注⑸を参照。― 74 ―― 74 ―⑵ 探幽周辺における倣古図様式の展開と図様の絵手本化の問題については、拙稿、前掲「江戸狩⑶ 狩野栄信・養信の倣古図様式に関しては、拙稿「幕末狩野派の倣古図様式の展開─狩野栄信・養信を中心に」『幕末狩野派展』静岡県立美術館 2018年、拙稿、前掲「模写と倣古」を参照。⑷ 拙稿「幕末狩野派の史的位置─狩野栄信・養信を中心とする十九世紀江戸狩野派様式の展開」⑸ 前掲注⑴、⑶、⑷は、本データベースを活用して執筆した論文である。そのほか、データベースを用い、探幽周辺の倣古図と雑画帖の関係を考察した論文に、拙稿「ポスト探幽世代の画家たちについて─狩野安信・常信・探信・益信・探雪《名画集》(個人蔵)の史的位置─」『静岡県立美術館紀要』第32号 2017年がある。⑹ 具体的な事例として、拙稿「江戸狩野派による雪舟学習をめぐる諸問題─倣古図の分析から」⑼ 大槻伸「朽木綱貞絵画について」『朽木綱貞絵画』福知山市郷土資料館 1991年、鬼原俊枝「狩野派の学画とは何か」『遠澤と探幽─会津藩御抱絵師加藤遠澤の芸術』福島県立博物館 1998年を参照。謝辞 本調査では、和泉市久保惣記念美術館 後藤健一郎様、東京藝術大学 古田亮様、東京国立博物館 鷲頭桂様、ハーバード大学美術館リサーチセンターの皆様、福岡県立美術館 中島由実子様、福知山市 西村正芳様/田中美帆様、ボストン美術館竹崎宏基様、宮崎県立美術館 平田智美様、武蔵野美術大学美術資料図書館 小野寺玲子様、メトロポリタン美術館 ジョン・カーペンター様/モニカ・ビンチク様、各個人蔵作品のご所蔵者様にご対応いただきました(所属音順)。また、本調査研究以前にご許可賜り、データベースに情報を入力した作品のご所蔵者の皆様にも、この度の調査研究では、数多くのご協力を賜りました。ここに記して感謝を表します。野派の〈倣古図〉をめぐる一考察」、「模写と倣古」を参照。前掲『幕末狩野派展』を参照。『天開圖畫』11号 2019年を挙げておく。芸術資料館蔵品目録 東洋画模本2~5』第一法規出版 1996~99年。

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