鹿島美術研究 年報第38号別冊(2021)
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熊岡「巴里より(第四信)」前掲書、16頁。 『白樺』第2巻第4号、明治44年(1911)4月1日発行(岩波ブックサービスセンター、昭和 両作品における異質性については、以下に詳しい。 ここで挙げた他に、村山槐多《日曜の遊び》水彩・紙、大正4年(1915)、岡崎市美術館や小川千甕《田園風景》油彩・カンヴァス、大正前期、練馬区立美術館なども《草上の昼食》と同様の関連性を指摘されている。以下を参照のこと。『村山槐多の全貌』(図録)、岡崎市美術館、平成23年(2011)。小野寛子「小川千甕《田園風景》を巡る一考察」『練馬区立美術館 研究紀要』第1号、練馬区立美術館、令和2年(2020)、20~27頁。 ゾラ「エドゥアール・マネ─伝記評研究」、前掲書、152頁。 須田国太郎もゾラの芸術観を消化したひとりである。その痕跡は写実主義・自然主義について 藤島武二「マネのオランピヤに就て」、前掲書、26頁。『日本の巨匠が模写した世界の名画 今よみがえる、泰西名画展覧会』(図録)、郡山市立美術館、平成13年(2001)。63年(1988)、復刻版)。小野「石井柏亭のマネ受容による絵画観の成立とその影響」、前掲書、269~272頁。説いた卒業論文に顕著である。須田国太郎「卒業論文 『寫實主義』(大正5年)」、岡部三郎『京都の美術Ⅰ 須田国太郎 資料研究』所収、京都市美術館、昭和54年(1979)、190頁。― 446 ―― 446 ―

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