謝辞快く文献調査の申し出をお引き受けくださった、京都大学大学院文学研究科図書館の皆さま、そして、未知の当方に対して、充実した須田に関する研究成果をご提供くださった、上原近代美術館の齊藤陽介氏に心よりの感謝を申し上げます。収められている。また、須田のセザンヌ理解については、次の論考が的確にその要点を論じている。永井隆則「「近代絵画の父─セザンヌ」像は、日本でいかにして形成されたか?」永井隆則編『セザンヌ 近代絵画の父、とは何か?』三元社、2019年、127-149頁。⑻高梨友宏『美的経験の現象学を超えて 現象学的美学の諸相と展開』晃洋書房、2001年、172頁。⑼線引きのある個所の引用については、適宜旧字体から新字体に変更してある。なお、「須田文庫」の書物は、初版本であるため、刊行後直後に入手された可能性は高いと思われる。⑽須田国太郎「固有色」『近代絵画とレアリスム』中央公論美術出版、1965年、66頁。(初出:『新美術』1942年8月号)⑾原文と照らし合わせつつ、次の邦訳を参照した。フィードレル「近代の自然主義と藝術的眞理」『藝術論』金田廉訳、靑磁社、1947年、127-171頁。― 501 ―― 501 ―
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