鹿島美術研究 年報第38号別冊(2021)
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─日仏学術交流の進展を目指して─期   間:2022年3月26日~3月27日(2日間)主 催 者:日仏美術学会会   場:日仏会館ホール報 告 者:日仏美術学会常務理事、シンポジウム実行委員長  三 浦   篤日仏美術学会創立40周年を記念する国際シンポジウム「フランス美術研究の現在と未来 -日仏学術交流の進展を目指して-」は、2022年3月26日、27日に2日間のシンポジウムを無事に開催することができた。本シンポジウムは、もともと2020年秋の開催を目指して準備を始めていたのだが、新型コロナウィルスの感染状況拡大の影響を受けて、一旦は2021年秋に延期した。しかし状況が好転せず、再度2022年春に延期して、3月の開催日を迎えることになった。さまざまな制約や条件から、フランスから研究者を招聘し、聴衆ともども対面で開催できなかったのは本当に残念に思っている。延期を決めた後もオンサイトでの実施を目指して準備を進め、日程を決定してからもホールに聴衆を入れる可能性を探ったが、どちらも断念せざるを得なかった。最終的に、日本人登壇者8名を含む関係者が日仏会館ホールに集まり、フランス人登壇者5名および日本人登壇者1名がZoom Webinarで参加するハイフレックス(ハイブリッド)方式でシンポジウムは行われた。せめて日本側の登壇者が会場の日仏会館ホールに集合し、外国人の登壇者と一般聴衆の方々がオンラインで参加していただくハイフレックス方式を採用することができたのは、不幸中の幸いと言わねばならない。結果として、大変充実したシンポジウムとなった。2020年に創立40周年を迎える日仏美術学会の活動を記念し、日本とフランスの美術― 577 ―― 577 ―1.2019年度助成Ⅲ.「美術に関する国際交流援助」研究報告⑴会議開催①フランス美術研究の現在と未来

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