鹿島美術研究 年報第38号別冊(2021)
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館CAACAA館・ この表は、ジョアキム・ピサロ他によるカタログ・レゾネ(Joachim Pissarro et Durand-Ruel Snollaerts, Pissarro: Catalogue Critique des Paintures, Milano & Paris: Édition du Valhermeil, 2005, pp. 778-787, pp. 807-819.)と書簡集(Janine Bailly-Herzberg (éd.), Correspondance de CamillePissarro, 5 vols., Paris: Éditions du Valhermeil, 1980-1991)を基に、筆者が作成したものである。・ タイトルの表記は、先のカタログ・レゾネに基づく。( )内にはデュラン=リュエルに宛てて送った作品一覧の中で、ピサロが用いたタイトルを記載した。・No. 1195はウジェーヌ・ブロが購入し、No. 1203 はピサロの妻、ジュリーが相続している。・ 構図の分類は、筆者による。便宜上、「オペラ大通りの構図」を「A」、「テアトル・フランセ広場の構図」を「B」、「サン=トノレ通りの構図」を「C」とカタログ・レゾネ番号1195テアトル・フランセ広場とオペラ大通り、霧1196サン=トノレ通り、午後、雨の効果1197オペラ大通り、雪の効果1198オペラ大通り、雪の効果1199サン=トノレ通り、午後、太陽の効果(サン=トノレ通り、太陽の効果、朝)1200サン=トノレ通り、朝、太陽の効果 〔図5〕1201テアトル・フランセ広場とオペラ大通り、冬、太陽の効果1202テアトル・フランセ広場とオペラ大通り、太陽、冬の朝〔図1〕1203オペラ大通り、朝の太陽1204テアトル・フランセ広場とオペラ大通り、雨の効果1205テアトル・フランセ広場とオペラ大通り、冬の午後の太陽1206テアトル・フランセ広場とオペラ大通り、霧の天気1207テアトル・フランセ広場とオペラ大通り、雨の効果(テアトル・フランセ広場、雨の効果、午後)1208テアトル・フランセ広場、乗合馬車 〔図4〕(テアトル・フランセ広場、曇天、冬の午後)1209テアトル・フランセ広場、乗合馬車、春、太陽した。(ピサロが付けたタイトル)(サン=トノレ通り、雨の効果、午後)(オペラ大通り、雪の効果)(オペラ大通り、雪の効果)(サン=トノレ通り、太陽の効果、午後)(テアトル・フランセ広場、太陽の効果、冬の午後)(オペラ大通り、太陽の効果、冬の朝)(オペラ大通り、朝の太陽)(オペラ大通り、雨の効果)(テアトル・フランセ広場、午後、夕日)(オペラ大通り、霧の効果、冬の朝)(春のテアトル・フランセ広場)表1 「テアトル・フランセ広場連作」の作品一覧タイトル制作年1897ダラス美術館1897ティッセン=ボルネミッサ美術1898個人蔵1898プーシキン美術館1898個人蔵1898オードロップゴー美術館1898ベオグラード国立美術館1898ランス美術館1898個人蔵1898個人蔵1898個人蔵1898個人蔵1898ミネアポリス美術館1898ロサンゼルス・カウンティ美術1898エルミタージュ美術館現在の所蔵先サイズ構図54.3×66A81×6554×6565×8265.5×54.5C65.5×5473×9273×91.8A64.8×81.3A65×8373.7×92.7A74×91.5A73.6×91.4A72.3×92.7B65.5×81.5B地図1 A.ヴュイユマン、パリの地図、パリ、アシェット、1894年(部分、番号付けと日本語表記は筆者による)デュラン=リュエルによる購入1898/5/21898/5/21898/5/21898/5/21898/5/21898/5/21898/5/21898/5/21898/5/21898/5/21898/5/21898/5/21898/6/2― 66 ―― 66 ―

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