⑸ 拙稿「「天稚彦草子」研究─初期長文系諸本の図様の展開過程─」(『鹿島美術研究』年報23別冊、2006年)50~60頁、「「天稚彦草子」初期長文系諸本系統の再考」(『美術史研究』44、2006年)23~42頁。⑺ 拙稿「安城市歴史博物館蔵「たなはた」について─「天稚彦草子」(長文系)絵画作品の一作⒃ 注⑺前掲の拙稿を参照されたい。⒄ 表1の「ともなか」の欄の図版は慶應義塾図書館から提供されたものである。⒅ 安城市歴史博物館蔵「七夕之本地」2巻、紙本著色、(上巻)縦32.5糎、横1499.3糎、(下巻)⒇ 注⑶・注⑷・注⑸前掲の拙稿を参照されたい。 注⑺前掲の拙稿を参照されたい。 安城市歴博B本は4要素のすべてを選択していないという点では石川本に近いが、注⑺前掲拙稿で述べたように、「娘の天界遍歴」においては星々に天稚彦の居場所を尋ねる場面だけでなく、「五色の光の上を歩む娘」の場面も選んで絵画化していることから、石川本とは系統を異にするものと考えられる。⑹ 拙稿「「天稚彦草子」短文系諸本(絵画作品)に関する一考察」(石川透編『中世の物語と絵画』⑻ 石川透『奈良絵本・絵巻の展開』(三弥井書店、2009年)95~98頁。⑼ 石川透『奈良絵本・絵巻の生成』(三弥井書店、2003年)238頁。⑽ 石川透『奈良絵本・絵巻の展開』(注⑻前掲)97~98頁。⑾ 注⑺前掲の拙稿を参照されたい。⑿ 安城市歴史博物館蔵「たなはた」2巻、紙本著色、(上巻)縦32.4糎、横1720.6糎、(下巻)縦⒀ 石川透『奈良絵本・絵巻の展開』(注⑻前掲)91~94頁・157~163頁、同『奈良絵本・絵巻の⒂ 石川透『慶應義塾図書館蔵図解御伽草子』(慶應義塾大学出版会、2003年)83頁、同『奈良絵本・⒆ 個人蔵「天稚彦草子絵巻」2巻、紙本著色、(上巻)縦32.2糎、横1821.7糎、(下巻)縦32.6糎、 京都大学文学部美学美術史学研究室蔵「たなはた」2冊、紙本著色、(上冊)縦24.3糎、横18.2糎、 石川本の詞書では「いく千万」となっており、「千ひき」や「数千ひき」とする他の長文系諸1、2003年)1~26頁。〈「中世文学と隣接諸学」9〉、竹林舎、2013年)330~359頁。例─」(『美術史研究』54、2016年)19~38頁。32.5糎、横1476.9糎生成』(注⑼前掲)407~413頁。 なお、朱文重郭長方印の印文「蔵宝蔵 七左衛門尉 安信」のうち、冒頭3字は私見では判読困難とみられるが、石川氏(注⑼前掲)は「蔵宝蔵」と読まれているため、これにしたがった。⒁ 慶應義塾図書館蔵「ともなか」2巻、紙本著色、(上巻)縦32.3糎、横1466.8糎、(下巻)縦32.3糎、横1682.4糎 「ともなか」とは怪物退治譚、御家騒動を含んだ武家物に属す御伽草子であり、本絵巻は紙本著色の上下2巻から構成され、上巻に8図、下巻に7図の挿絵がある。絵巻の生成』(注⑼前掲)48~55頁・210~261頁・407~413頁。縦32.5糎、横1534.4糎横1409.5糎(下冊)縦24.3糎、横18.4糎本とは蛇の数の表記に相違はあるものの、詞書内容に違いはみとめられない。 フランス(パリ)国立図書館蔵「七夕」3冊、紙本著色、縦29.5糎、横22.4糎― 179 ―― 179 ―
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