注⑴ 蘇峰生「ラスキン(一)」『国民新聞』1926年1月5日付、夕刊一面⑵ 杉井六郎『徳富蘇峰の研究』法政大学出版局、1977年、252~253頁⑶ 澤田次郎『徳富蘇峰とアメリカ』拓殖大学、2011年、586、647頁⑷ 徳富蘇峰「サー、ヘンリー、アックランド」『人物偶評』民友社、1901年、138~142頁⑸ 有山輝雄『徳富蘇峰と国民新聞』吉川弘文館、1992年、11頁⑹ 蘇峰先生古稀祝賀記念刊行会『知友新稿』民友社、1931年、2頁⑺ 徳富蘇峰「インスピーママレーション」『国民之友』第22号、1888年5月、14頁⑻ 徳富蘇峰「ラスキン」『人物偶評』民友社、1901年⑼ 小島烏水「ラスキンと徳富兄弟」『小島烏水全集』第11巻、大修館書店、1982年、99頁⑽ 蘇峰「ラスキン」102頁⑾ 同99頁(ルビは原文による。)⑿ 秦孝次郎「序」、同志社大学図書館整理課編『同志社徳富文庫所蔵目録』同志社大学図書館、⒇ 民友社編輯局編『エマルソンの書簡』民友社、1901年 澤田、上掲書605~611頁 同601~611頁に詳しい。 同177頁。スティルマンの名刺は現在、徳富蘇峰館(山梨県)に収められている。なお同館には、蘇峰の自筆原稿「ラスキン論」も所蔵されている。蘇峰のラスキン関連の自筆原稿については、⒀ 同上⒁ L. W., “Ewelme Down, Oxfordshire, The Residence of Mr. Frank Lawson,” ■■■■■■■■■■■■, Vol. ⒂ James S. Dearden, ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■, Lancaster: Ruskin Library, Lancaster University, 2012, p. 14.⒃ 澤田、上掲書611頁⒄ 同599頁⒅ 同601、605頁。“Charles Eliot Norton papers” (MS Am 1088, Box 39: 7418-7420), Houghton Library, Harvard University.⒆ C. E. Norton ed, ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■1838-1853, Boston: Houghton, Mifflin, 1899.(石川武美記念図書館成簣堂文庫蔵)ラスキニアンとの間で交わされた英文書簡の中に“Ruskin”の文字を見出すことはできなかった。また、蘇峰がスティルマン家に贈った絵画・写真の所在と詳細については、今後の課題として残った。しかしながら蘇峰が、ノートンやクックの著作からラスキンの人生と思想について学んでいたことは、本稿に示したとおりである。ラスキン本人に会うことこそなかったとはいえ、蘇峰は、ラスキンの親しい友人たちとの交流を通して、生前のラスキンに最も近づきえた日本人であったと言える。1960年、頁番号なし31, No. 794, March 1912, pp. 430-436. この全20頁の小冊子の存在については、ランカスター大学のStephen Wildman美術史学名誉教授にご教示を賜った。記して感謝申し上げたい。― 474 ―― 474 ―
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