鹿島美術研究様 年報第40号別冊(2023)
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図6、7 マッテオ・パルミエーリ『生命の都』写本(Biblioteca Laurenziana di Firenze Pluteo XL 53)表紙、図8 マッテオ・パルミエーリ『生命の都』写本、最後の頁(第303葉表、部分)及び第一巻、最初の頁(第11葉表)1472-1473年左側にパルミエーリのテクストが俗語で右側にダーティによる註釈がラテン語で記されている。本人の肖像が墓碑のように描かれ、周囲には左上から「Religio信仰」「Fides信頼」「Caritas尊厳」「Spes希望」と記されている。下部には「著述家であり詩人であるマッテオ・パルミエーリは60~年(ANNOS LX~)生きた。そして1470~年(MCCCCLXX~)に死去した」と生没年と年齢が書き込めるよう空白部分が残されている。―157――157―

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