謝辞本稿をなすにあたり、尚古集成館館長の松尾千歳氏、大阪城天守閣学芸員の加藤壱弥氏、宮内庁書陵部図書課図書寮文庫出納係の皆様、そして、Harry Ransom CenterキュレーターのJessica S. McDonald氏より、貴重なご教示を賜りました。心より御礼申し上げます。また、図版の借用と掲載をご快諾くださいました所蔵機関の各位に、深謝申し上げます。記する。大阪城天守閣編『描かれた大坂城・写された大阪城』大阪城天守閣特別事業委員会,2008年。齋藤洋一「写された幕府の城について」松戸市戸定歴史館編『古写真に探る 幕末徳川の城』松戸市戸定歴史館,1999年,95-96頁。齋藤洋一,同上,96頁。齋藤洋一,前掲論文,96頁。志村清「古写真で展望する徳川大坂城」『大阪人』第60巻4号,大阪都市協会,2006年,40-41頁。宮内庁書陵部に所蔵されている大坂城の写真の形状や墨書の場所等については、同図書課図書寮文庫出納係よりご教示を賜った。「旧江戸城写真帖」には多くの先行研究があるが、本稿では主に次の論考を参照した。冨坂賢「江戸・東京、江戸城・皇城─「旧江戸城写真帖」の基礎的研究─」『東京国立博物館紀要』第48号,東京国立博物館,2013年,5-99頁。アン・ラコステ,前掲書,9-10頁。 〔群虫真景〕、年次未詳、折本、徳川林政史研究所蔵。㉝『アサヒグラフ臨時増刊 写真百年祭記念号』東京朝日新聞社,1925年、4頁。「嘉永年間島津斉彬公自ら撮影せる鹿児島城内本丸の写真にして銀印画紙へ直接撮影せるためネガチープとなりしものにて本邦最古の印画紙なり 公爵島津忠重氏所蔵」という解説が添えられている。―303――303―
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