⒃ 高階秀爾「ジャポニスムの里帰り」『日本美術全集 22洋画と日本画』、講談社、1992年、167-注⑴ 高階秀爾「菱田春草」『河北倫明美術論集』第四巻、講談社、1974年⑵ 細野正信「春草の位置」『菱田春草展』図録、朝日新聞社、1987年 田中日佐夫「天才を出現させた時代─明治後期から大正の日本画」『日本美術全集洋画と日本 小野文子「トーナル・ペインティングと朦朧体J. McN.ホイッスラーと横山大観 菱田春草」⑺ 同上⑻ 菱田春草、横山大観「絵画に就いて」『絵画叢誌』第225、226号、1906年1月、139-140頁⑼ 同上⑽ 本論文では前掲注⑸野上秀雄『日本美術を愛した蝶 ホイッスラーとジャポニスム』に収録さ⑷ 前掲注⑶、佐々木、227頁⑸ 野上秀雄『日本美術を愛した蝶ホイッスラーとジャポニスム』、文沢社、2017年、70頁⑹ 小野文子「ジェームズ・マックニール・ホイスラーと日本」『美術史』第156冊、美術史學會、⑾ 前掲注⑻、菱田、横山⑿ 勅使河原純「「落葉」の理想空間─菱田春草試論」『三彩』第417号、三彩社、1882年、37頁⒀ 古田亮「琳派からRINPAへ」『琳派RINPA』展図録、東京国立近代美術館、2004年、25頁⒁ 三宅秀和「琳派と春草その構成美は琳派から」『別冊太陽日本のこころ─222 不熟の天才画⒂ 五月女晴恵「菱田春草筆「落葉」の空間構成に関する一考察 同時代絵画の中での位置付け」おわりに本研究は、直接影響関係のある作品に限定して検討を進めてきた従来の春草をめぐる比較研究の欠落部分を解明することを目的としている。そして、日本という一国を越えて、欧米をも含めた美術作品の同時代性、すなわち、「共時的」な影響関係に触れた。ただ、春草自らが自己の絵画表現を言語化した資料が乏しいこともあって、一定の限界が存在することも否めず、さらに同時代の観点から絵画作品を検討することは、実証に埋めるべき問題点が残されている。少なくとも春草作品における同時代性には、様々な影響関係が取り巻いて生じた、一国主義を越えた「普遍性」が垣間見られるであろう。画─近代の美術2』、講談社、1992年 佐藤道信「大観・春草の欧米遊学と朦朧体」『日本美術院百年史』三巻上、日本 美術院百年史編集委員会、1997年⑶ 佐々木美帆「海と福井と岡倉天心～天心にまつわる拾遺集～」『生誕150年・没後100年記念「岡倉天心展」～大観、春草、近代日本画の名品を一堂に～』展図録、福井県美術館、2013年『美術教育学研究』52号、大学美術教育学会、2020年、113-120頁1994年、372-373頁れた訳文から引用した。230頁家菱田春草』、平凡社、2014年、88-95頁『美術史学美術史学』第20号、東北大学文学部美学美術史研究室、1999年、55-90頁― 170 ―― 170 ―
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