⒆ 幕末から明治にかけて日本各地で見られた裸体への外国人の反応については次の論文に詳しい。鈴木理恵「女性の貞節という問題─明治初期の日欧文化衝突」『長崎大学教育学部社会科学論叢』第47号、長崎大学教育学部、1994年、1-15頁⒇ 挿絵の女性は「所得税を納めなくてはならないかもしれない」と従者の男に話している。日本の所得税は1887年に導入され、当初は年収300円以上のわずかな人々に課された。従って、ビゴーは西洋人を相手にする日本人女性が高額な報酬を得られることを指摘している。 服部あゆみ(筆者旧姓)「ジョルジュ・ビゴー」『フランスと日本─ひとつの出会い1850-1914,電子図書館ガリカ』フランス国立図書館、2014年、URL : http://expositions.bnf.fr/france-japon/gallica/bigot.htm(最終確認日:2024年4月25日) Adolphe Brisson « Promenades et visites à lʼExposition », ■■■■■■■■, no 14213, le 8 mai 1900 Georges Bigot « Silhouettes japonaises », ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■, 2e série, no 276, le 16 mars 1902― 18 ―― 18 ―
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