注⑴ Holt, Claire, ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■, Ithaca, London, 1967, pp. 195-198.⑵ Sudarmaji, “PERSAGI” in ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■, ⑻ Solichin Salam, Agus Djaya dan sejarah seni lukis Indonesia, Pusat Studi dan Penelitian Islam, Committee of Festival of Indonesia 1990-1991, 1990, p. 75.⑶ 羽鳥悠樹「S.スジョヨノ《チャプ・ゴー・メー》にみる混血的文化の表象」『民族藝術学会誌 arts/ 』vol. 37、民族藝術学会、2021年、77-90頁。⑷ Sns. Pn., ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2■■■■■■■■■■■■Ⅱ■(■■■■■■■■■)., Pemandangan, 12 Mei 1941.⑸ 後小路雅弘「日本軍政と東南アジアの美術」『哲学年報』第72輯、2013年、54頁。⑹ 『シン・ジャワ Djawa Baroe』第23号、1943年12月1日、26頁。⑺ インドネシア国立文書館(倉沢愛子・北野正徳訳)『ふたつの紅白旗 インドネシア人が語る⑼ 松本亮『マハーバーラタの蔭に 続ジャワ影絵芝居考』ワヤン協会、1981年、142-143頁。ンドネシアの独立という社会状況、そして同族戦争という物語の複雑な内容という多様な側面をもつ絵画主題としてのマハーバーラタ。当時、他の画家はあまり関心を示さなかったように思われるこの主題を、アグス・ジャヤは1940年代に継続的に描き続けている。そのような観点において、アグス・ジャヤのインドネシア表象の方向性を考える上で、これらは重要な作品群といえるだろう。おわりに本稿では、アグス・ジャヤのマハーバーラタ主題の作品を取り上げ、マハーバーラタという主題がインドネシア近代美術のなかでどのような位置づけにあるのかを考察した。オランダ領東インド時代には、少なくとも展覧会においてはそのような主題はアグス・ジャヤ以外にも見られなかったが、日本軍政期になると、逆にそういった主題が推進されることとなる。こうしたことから、絵画におけるインドネシア表象を形作る一つの要因として、展覧会の場の政治性という観点の重要性を指摘した。マハーバーラタは、物語の性質上、必然的に戦闘シーンを描くことが多くなるが、その内容は同族戦争といった複雑な関係性を持っており、当時のナショナリズムの機運を安易に結びつけることができない点にも注意を払いたい。今後稿を改め検討しなければならない課題として、マハーバーラタという主題が、当時のインドネシアの文化人や一般大衆の間でどのようなものと見なされていたのかという問題が挙げられる。日本占領時代』木犀社、1996年、196頁。1994, p. 20.― 465 ―― 465 ―
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