・室町時代（14世紀） 奈良国立博物館 役行者二鬼像（画像）・ 元徳3年（1331）輪王寺 板絵役行者八大童子像・ 室町時代（15世紀） 大阪市立美術館 役行者八大童子像・ 室町時代（15～16世紀） 粉河寺 役行者八大童子像 ・ 鎌倉時代（13世紀） 如意輪寺 吉野曼荼羅彩絵厨子（蔵王権現立像安置） ・ 南北朝時代（14世紀） 西大寺 吉野曼荼羅（注4） ・ 室町時代（15世紀） 如意輪寺 吉野曼荼羅 ・ 室町時代（15世紀） 宝積院 法起菩薩曼荼羅（大永5年（1525）修理銘に松南座大輔法眼清賢筆と記す）系統1-2 彫像と画像が細部まで一致する。造像銘があり江戸時代まで大峯山上で祀られていた慶俊像を重要作例とする。・弘安9年（1286）奈良国立博物館 大仏師慶俊作 役行者倚像〔図2〕・南北朝時代（14世紀） 聖護院 役行者八大童子像 〔図3〕・室町時代（14世紀） 金峯山寺 役行者八大童子像・ 室町時代 ボストン美術館 役行者八大童子像（服や髭が靡くように表現されるが、手の構えや八大童子の姿は聖護院本・金峯山寺本と同じ図像を基本とするため系統1-2に分類）系統1-3 福住区本のように鎌倉時代に遡る古作例を含む。・鎌倉時代（14世紀） 福住区 役行者八大童子像・ 桃山～江戸時代（16～17世紀） 粉河寺浄土院旧蔵、和歌山県立博物館 千手観音・役行者・丹生明神像（役行者の持物を左手は錫杖から念珠、右手は独鈷杵・念珠から念珠のみに変更。役行者の構図や二鬼の図像は福住区と同図像のため系統1-3に分類）系統2 吉野山内の役行者像のうち最も古く彩色やできばえも優れた櫻本坊像や、制作年や作者のわかる像を含む。・鎌倉時代（14世紀） 櫻本坊 役行者倚像〔図4〕・元徳2年（1330）海住山寺 院延作 役行者二鬼像（二鬼は系統1-1と同図像）・応永3年（1396）河内寺 四天王寺仏所頼助作 役行者像・ 応永18年（1411） 彦根寺旧蔵、北野寺 役行者像 （吉野竹林院の僧が発願し、滋― 483 ―― 483 ―
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