ボストン美術館 日本美術総合調査図録 解説篇
136/446

(1-VI-21)(1-VI-22)(1-VI-23)(1-VI-24)(1-VI-25)(1-VI-26)(1-VI-27)21.22.23.寿老図Shoulao(Jurō), God of Longevity猿鷹図屛風Monkeys in Trees; Birds in Trees山水図Landscape24.25.26.27.鍾馗騎驢図Zhong Kui(Shōki), the Demon Queller, on a Donkey松に鳩図Dove, Pine, and Plum釈□図Shaka, the Historical Buddha鍾馗図Zhong Kui(Shōki), the Demon Queller[その他]箱蓋表に「三幅対 左蓮/中三形/右蓮」との墨書があり、蓋裏には狩野安信の拙宗筆との極札が貼られている。また、狩野探幽の拙宗筆との添状および旧箱に貼られていたと思われる三点の貼紙、①「第六拾弐番「山科 毘沙門堂」(朱文□形印)」、②印章「毘門什物」(墨文円印)③「七十三ノ十三/毘沙門堂」が付属している。[所見]中幅の右端は表具から約8㎜幅で縦に画面が欠失しており、印章も右半分が欠落している。左右幅の中央には縦にきつい折れ目がある。全体に損傷が激しく補筆も多いが、画面全体の擦れによって本来の墨線との区別はつけにくい。原状を想定することは困難である。伝雪舟等楊Formerly attributed to: Sesshū Tōyō室町時代 16世紀掛幅一幅 絹本墨画[落款]「行年八十三歳雪舟筆」[印章]「等楊」(朱文方印)[その他]新しい箱の底にはめ込まれた旧箱蓋には「寿老神 雪舟筆」との銀泥書がある。[所見]寿老の足・鶴の顔などに模写の典型的な特徴が現われている。雪舟画の忠実な写しと思われる。ただし、原本には彩色があった可能性も否定できない。伝雪舟等楊Formerly attributed to: Sesshū Tōyō江戸時代 17〜18世紀六曲一双 紙本墨画[落款]各隻に「備陽雪舟七十二之夏作之」[その他]紙継ぎは各五紙。⑴⑵とも上から30.4㎝、34.6㎝、34.3㎝、34.5㎝、26.8㎝。各扇横方向には紙継ぎなし。[所見]右隻と左隻を入れ替えても図様は連続する。制作年代は、なお検討を要する。『有馬伯爵家売立目録』(大正14年5月)に掲載の伝秋月筆「花鳥図屛風」の右隻は本屛風の左隻と完全に同図様。伝雪舟等楊Formerly attributed to: Sesshū Tōyō江戸時代 18〜19世紀12893.4×51.3㎝11.4138, Fenollosa-Weld Collection各160.6×353.2㎝⑴11.4141⑵11.4140, Fenollosa-Weld Collection掛幅一幅 紙本墨画淡彩[落款]「雪舟筆」[印章]「等楊」(白文方印)[その他]箱蓋表に「山水之図 雪舟筆」と朱漆で書かれ、狩野常信と古藤養山の雪舟正筆との極が付属している。伝雪舟等楊Formerly attributed to: Sesshū Tōyō江戸時代 18〜19世紀掛幅一幅 紙本墨画[落款]「雪舟筆」[印章]「等楊」(白文方印)[その他]箱蓋表に「鍾馗乗驢図 雪舟筆」との墨書があり、蓋裏に狩野探幽・狩野常信の雪舟筆との極札が貼ら伝雪舟等楊Formerly attributed to: Sesshū Tōyō江戸時代 18〜19世紀掛幅一幅 紙本著色[印章]「雪舟」(朱文重廓方印)伝雪舟等楊Formerly attributed to: Sesshū Tōyō江戸時代 18〜19世紀掛幅一幅 紙本墨画[落款]「四明天童㐧一座雪舟作」[印章]「等楊」(白文方印)[その他]箱蓋表に「雪舟画巌崛之釈□像 一幅」の墨書があり、雪舟筆との狩野探幽の極札が付属する。秋月等観(生没年不詳)Shūgetsu Tōkan室町時代 16世紀掛幅一幅 紙本墨画52.3×80.0㎝11.4139, Fenollosa-Weld Collection34.5×70.5㎝11.4137, Fenollosa-Weld Collectionれている。73.5×37.4㎝11.6327, William Sturgis Bigelow Collection97.7×46.6㎝11.4136, Fenollosa-Weld Collection102.8×37.4㎝

元のページ  ../index.html#136

このブックを見る