ボストン美術館 日本美術総合調査図録 解説篇
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[総凡例]一、 本書は、解説□と図版□の二分冊で構成されるうちの解説□である。一、 ボストン美術館が所蔵する日本美術作品のうち、鹿島美術財団による調査で対象となった2978件を16の分野に分け収録する。一、 本書では、原則的に一具の作品に1件の番号を付す。複数点にわたる作品には、それぞれに⑴、⑵、⑶...の形で枝番号を付した。一、 保存・修復などの理由から撮影ができず、図版□に掲載していない作品は作品名の後にアスタリスク(*)を付した。一、 解説□では各分野の冒頭に、それぞれの構成について凡例を付した。一、 各項目は以下のように構成される。[図番号]: アラビア数字にて表記し、アン・ニシムラ・モース/辻惟雄編集『ボストン美術館 日本美術[作品名]: 英語表記はボストン美術館の登録名称による。仏画・仏像の尊格はローマ字表記とし、中国の[作者名]: 原則的に常用字体で表記した。各分野で初出の箇所に生没年を括弧書きで記載し、不明の場合[時代]:時代区分は以下参照。    時代区分の後におおよその制作年代を世紀で記すか、年記が判明する作品はそちらを記載した。[落款・印章・賛]: 漢字表記は概ね常用字体に改め、判読できない文字は「□」とした。印形は末尾に括[その他]:裏書・添帖・吟味札・題簽などについて記した。判読できない文字は「□」とした。[所見]: 調査者による見解を記した。本項におけるボストン美術館のコレクションの他作品の参照は、図[付記]: 本書の編集にあたり、調査時から収録分野を変更した作品、未調査の作品について記載した。収調査図録』第1次調査・第2次調査(講談社、1997年・2003年)における図番号はその下に括弧書き・ゴシック体で記載した。故事人物は拼音とし、括弧内にローマ字表記を示した。は「生没年不詳」とした。英語表記でも日本語同様、姓・名の順番とした。また、帰属がはっきりしない作品などは作者名の前に「伝」を付した。英語表記の区別は以下参照。飛鳥時代 奈良時代 平安時代 鎌倉時代 南北朝時代 室町時代 桃山時代 江戸時代 明治時代 大正時代 昭和時代 弧書きで示した。番号「作品名」(Acc. No.)の形式によって示した。Attributed to: 決定的な証拠はないものの、調査においてその作者の作品と判断されるもの。Formerly attributed to:  その作者の落款、印章ないし伝称があるが、調査においてその作者School of: その画派の作品とみなされるもの。Style of: その作者の様式に基づいて制作されたもの。0538〜0710年0710〜0794年0794〜1185年1185〜1333年1333〜1392年1392〜1568年1568〜1615年1615〜1867年1867〜1912年1912〜1926年1926〜1989年録分野を変更した作品は調査時の分野をここに記し、該当作の各項目は元の分野の調書による。の作品とは判断できないもの。6

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