ボストン美術館 日本美術総合調査図録 解説篇
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(2- I -36)(2- I -38)(2- I -41)(2- I -42)(2- I -37)(2- I -39)(2- I -40)30.31.32.33.楊貴妃・牡丹に尾長鳥図Yang Guifei (Yōkihi); Long-Tailed Birds and Peonies鹿図Deer and Cherry Tree; Deer and Bamboo海棠に尾長図Long-Tailed Bird鯉魚図Carp and Waterfalls34.35.36.唐獅子図Chinese Lion狐図Foxes雉子図Pheasant狩野探幽Kano Tan’yū江戸時代 17世紀後半掛幅三幅 絹本著色[落款]各幅に「探幽齋筆」[印章]各幅に「探幽」(朱文方印)[その他]蓋表「三幅対 左白鷴/中楊貴妃/右山古 探幽筆」、蓋裏「天地しゆちん 中古金蘭/至而宜 一文字一通り」[所見]左右幅には写生の成果が見られる。中幅の唐美人の持つ団扇に牡丹が描かれ、楊貴妃であることがわかる。優れた出来栄えを示している。狩野永悳立信の極が付属する。狩野探幽Kano Tan’yū江戸時代 寛文7年(1667)掛幅二幅 絹本著色[落款]各幅に「宮内□法印探幽行年六十六歳筆」[印章]各幅に「宮内□法印」(朱文方印)「生明」(白文瓢形印)狩野探幽Kano Tan’yū江戸時代 17世紀後半掛幅一幅 絹本著色[落款]「探幽齋筆」[印章]「守信」(朱文瓢形印)「探幽」(朱文方印)[その他]「秋海堂花 尾長 さむシャク 狩野探幽筆」との箱書がある。[所見]探幽の優品なり。落款・印章も間違いなし。箱書の「さむシャク」は山鵲の意なり。狩野探幽Kano Tan’yū江戸時代 寛文5年(1665)166⑴38.5×29.9㎝⑵38.5×29.3㎝⑶38.5×30.0㎝⑴11.4397⑵11.4396⑶11.4395, Fenollosa-Weld Collection各143.7×80.4㎝⑴11.4825⑵11.4796, Fenollosa-Weld Collection95.5×35.3㎝11.6723, William Sturgis Bigelow Collection掛幅二幅 絹本墨画[落款]各幅に「探幽法印行年六十四歳筆」[印章]各幅に「生明」(朱文瓢形印)[その他]箱書あり。狩野永悳立信の極書および探林守美の極札二枚が付属する。極書「中立絹 一鯉貳幅對 探幽法印六十四歳筆 よろしく」「立信(朱文鼎印)」。極札「昇鯉貳幅「探林」探幽筆」「降鯉貳幅對「探林」探幽筆」。[所見]時代的にやや下るかもしれないが、探幽様式の標準的な作品である。伝狩野探幽Attributed to: Kano Tan’yū江戸時代 元和3年(1617)まくり一枚 紙本墨画〔落款]「探幽法印行年七十歳筆」[印章]「筆峯大居士」(朱文方印)「守信」(朱文瓢形印)[所見]もと床貼付であったか。「守」に欠損のない守信印。基準印と合致せず。粗荒なる筆法は曾我蕭白の朝田寺本などを思い出させる。伝狩野探幽Formerly attributed to: Kano Tan’yū江戸時代 17世紀後半掛幅一幅 紙本墨画淡彩[印章]「守信」(朱文瓢形印)[その他]狩野伊教の箱書がある。箱蓋表に「霊狐 探幽筆」、蓋裏に「伊教誌」「狩野伊教」(白文長方印)。右側3分の1ほどは一紙、左側3分の2ほどは上下に二紙を継ぐおかしな紙継ぎである。本紙のなくなった部分に補筆が見られるようである。伝狩野探幽Formerly attributed to: Kano Tan’yū江戸時代 17世紀後半掛幅一幅 絹本淡彩[印章]「守信」(朱文瓢形印)「白蓮子」(白文富士山形印)各100.6×49.6㎝⑴11.6728⑵11.6727, William Sturgis Bigelow Collection167.6×214.8㎝11.4402, Fenollosa-Weld Collection89.7×135.0㎝11.6730, William Sturgis Bigelow Collection94.1×34.2㎝11.6725, William Sturgis Bigelow Collection[所見]輪郭線に頼りがちな模写的作品である。探幽筆と

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