ボストン美術館 日本美術総合調査図録 解説篇
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(2- I -63)(2- I -64)(2- I -65)(2- I -66)(2- I -67)(2- I -68)(2- I -69)57.58.59.60.琴棋書画図(彦根屛風写)The Four Accomplishments, a Copy of the Hikone byōbu倣雪舟布袋図Budai (Hotei), after Sesshū義経鵯越・須磨図Minamoto no Yoshitsune at Hiyodori-goe Pass; Suma Beach山水図Landscapes61.62.63.福禄寿図Fukurokuju, One of the Gods of Good Fortune前後赤壁図Former and Latter Odes on the Red Cliff范蠡載西施図Fan Li (Hanrei) and Xi Shi (Seishi)各96.6×34.0㎝⑴11.6546⑵11.6545⑶11.6544, William Sturgis Bigelow Collection112.8×47.7㎝11.6710, William Sturgis Bigelow Collection各105.4×34.5㎝⑴11.6552⑵11.6551, William Sturgis Bigelow Collection狩野探淵(1805〜53)Kano Tan’en江戸時代 19世紀中期掛幅二幅 絹本著色[落款]各幅に「探淵斎法眼筆」[印章]各幅に「探淵斎法眼」(朱文方印)[所見]保存良好にして画面に新鮮の気満つ。暮雪、落雁、帰帆など瀟湘八景のモチーフが見られるが、瀟湘八景ではない。明晰なイメージが印象的なり。狩野探淵Kano Tan’en江戸時代 19世紀中期掛幅一幅 絹本淡彩[落款]「狩野探淵齋藤原守真筆」[印章]「狩野」(朱文方内円印)[その他]箱書あり(合せ箱)。[所見]狩野探信守道の息。粉本によった一般的作例。狩野探淵Kano Tan’en江戸時代 19世紀中期掛幅二幅 絹本著色[落款]各幅に「探淵齋法眼筆」[印章]各幅に「法眼」(白文方印)[所見]右幅に前赤壁、左幅に後赤壁を描く。実に細密に丹念に描いており、探淵守真の優作と見ておこう。清原雪信(1643〜82)Kiyohara Yukinobu江戸時代 17世紀後半掛幅一幅 絹本著色[落款]「清原氏女雪信筆」[印章]「清原女」(朱文変形印)各109.0×43.8㎝⑴11.6877, William Sturgis Bigelow Collection ⑵11.4389, Fenollosa-Weld Collection99.8×35.6㎝11.4391, Fenollosa-Weld Collection⑴199.0×63.0㎝⑵123.3×53.9㎝⑴11.6720⑵11.6719, William Sturgis Bigelow Collection71.4×32.2㎝11.4464, Fenollosa-Weld Collection狩野探信守道Kano Tanshin Morimichi江戸時代 19世紀前期掛幅三幅 絹本著色[落款]「法眼探信齋筆」[印章]「守道」(朱文方印)[その他]箱蓋表に「又平之図 三幅対 探信筆」との墨書がある。[所見]探信守道のきわめて良い作品。大変丁寧に描いている。右幅画中の本は『伊勢物語』、左幅は『湖月抄』である。手紙も読めそうである。狩野探信守道Kano Tanshin Morimichi江戸時代 19世紀前期掛幅一幅 絹本墨画[落款]「雪舟圖探信齋畫」[印章]「守道」(朱文方印)[その他]箱書あり。[所見]これのよく知られた原本「腹撫布袋図」は雪舟でなく、牧谿なり。牧谿画の雪舟写しがあったのであろうか。写しとして出来栄え優れる。狩野探信守道Kano Tanshin Morimichi江戸時代 19世紀前期掛幅二幅 絹本著色[落款]各幅に「探信齋守道筆」[印章]各幅に「狩野氏」(白文長方印)[所見]『源平盛衰記』の鵯越の一節に「前には海、後は山、波も嵐も音合せ、左は須磨右は明石、月の光も優ならん」とある。須磨との組み合わせはこれによるか。170

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