ボストン美術館 日本美術総合調査図録 解説篇
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(2- I -263)(2- I -264)(2- I -265)(2- I -266)(2- I -260)(2- I -261)(2- I -262)260.261.262.人麿図Kakinomoto no Hitomaro□雁図Goose and Reeds寿老唐子図Shoulao (Jurō), the God of Longevity, with Chinese Children263.264.265.266.維摩図Vimalakirti (Yuima)陳康粛・売油翁図Chen Kangsu (Chinkōshuku)and Oil Vendor達磨図Bodhidharma (Daruma)三酸図The Three Vinegar Tasters99.6×47.5㎝11.4421, Fenollosa-Weld Collection85.4×39.1㎝11.6780, William Sturgis Bigelow Collection85.2×34.5㎝20.824, William Sturgis Bigelow Collection130.6×82.7㎝11.6600, William Sturgis Bigelow Collection[所見]築地小田原町狩野柳渓共信の作。のち柳慶と改江戸時代 17世紀中期掛幅一幅 絹本墨画淡彩[落款]「藤原氏信毫」[印章]「藤一信」(朱文円内方印)[所見]一応築地小田原町狩野家の大学氏信に擬定するが、ほぼ同時代に神田松永町狩野家の友益氏信がいる。しかし、彼らが一信と名乗ったことは知られない。一方、一信と名乗った画家に寛保(1741〜44)頃の狩野□之助がいるが、氏信といったかどうかは不明。画風の点からも後考にまつ。狩野大学氏信Kano Daigaku Ujinobu江戸時代 17世紀中期掛幅一幅 絹本著色[落款]「藤原氏信毫」[印章]「狩野大学」(朱文方内円印)[所見]17世紀中期の作品としては画面の絹がいささか荒れすぎている感じがする。保存の関係か。狩野大学氏信Kano Daigaku Ujinobu江戸時代 17世紀中期掛幅一幅 絹本墨画淡彩[落款]「氏信毫」[印章]「藤一信」(朱文円内方印)[所見]259番「維摩図」(11.4421)と同じく、一応大学氏信にアトリビュートしておく。狩野共信(1744〜1800)Kano Ryūkei Tomonobu江戸時代 18世紀後期掛幅一幅 絹本著色[落款]「柳慶筆」[印章]「藤原共信」(白文方印)20093.0×39.8㎝11.4196, Fenollosa-Weld Collection各127.8×51.4㎝⑴11.4297⑵11.4296, Fenollosa-Weld Collection11.6577, William Sturgis Bigelow Collectionむ。ボストン美術館のカードには「郭子儀図」とあるが、一般的題名をとる。狩野スタイルの無難な作品である。伝狩野秀信(1647〜1712)Attributed to: Kano Hidenobu江戸時代 18世紀掛幅一幅 絹本墨画淡彩[落款]「秀信筆」[印章]「外記」(朱文方印)[所見]雪舟画を祖本とし、探幽の創始した描写形式を学んで描いた維摩図。的確に学んだ描法によって描かれる。外記秀信(柳雪斎)か。あるいは初め外記秀信と称した敦信(1639〜1718)の可能性もあり。伝桃田柳栄(1647〜98)Attributed to: Momota Ryūei江戸時代 18世紀掛幅二幅 絹本著色[落款]各幅に「柳榮筆」[印章]各幅に「瑤澤」(朱文方印)[所見]ボストン美術館のカードでは桃田柳栄にあてているが、別人の可能性がある。築地小田原町狩野家が「柳」字を襲うので、その可能性あり。狩野信政(1607〜58)Kano Nobumasa江戸時代 17世紀中期掛幅一幅 紙本墨画全図139.8×35.8㎝(達磨図32.0×19.1㎝)[印章]「藤原」(白文瓢形印)「信政」(朱文重郭円印)[所見]紙本墨画(信政款記)の達磨図を囲んで、絹本地に著色で禅宗で用いる様々な仏器が描かれる。「達磨図」の筆者とは別人。仏器は19世紀、表具の際に描かれたと考える。軸端は五鈷杵を象る。仏器は禅宗仏具を知る資料となる。狩野敦信(1639〜1718)Kano Atsunobu

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