(2- I -328)(2- I -327)(2- I -332)(2- I -333)(2- I -324)326.十二天像Twelve Devas327.328.329.330.月次風俗図屛風Celebrations and Festivities of the Twelve Months福禄寿図Fukurokuju, One of the Gods of Good Fortune雪柳□図Crow in the Snow唐人□売図Candy Seller[その他]箱蓋表に「涅槃像 英一蝶信香筆 一軸」、蓋裏に「吟窓院寄附 軸之彫 横谷宗珉作 嘉永三庚戌年七月 古筆了伴(花押)」との墨書がある。裏銘は「上田氏郡暠奉先考福泉菴一峯宗無居士 遺命使畫工藤信香模寫 世尊入涅槃相奉安於雲林禅隆寺 正徳三癸巳年佛涅槃日」「涅槃像 英一蝶筆 軸之彫横谷宗珉作 吟窓院寄附 古筆了伴(花押) 嘉永三庚戌年七月」とある。[所見]力作なり。伝統的な図様によったものだが、菩□、羅漢、仁王などの描写、きわめて優秀なり。ムーブマンに□れ、類型性わずかなり。動物の描写はさらに興味深いものあり。落款に「一蝶」と「信香」が一緒に書かれている作例はほかにないようだが、このような作品なので特別に入れたものか。画面右側にいる一人の女性の顔が俗人風で面白し。この顔貌を「日待図巻」(出光美術館蔵)の人物などとよく比較すべし。軸の唐獅子の彫物は横谷宗珉の作。「宗珉(花押)」の銘あり。この彫物も、小さいながら力籠りて見所多し。「地蔵菩□像」(メトロポリタン美術館蔵)、「釈□像」(承教寺蔵)など一蝶は多く仏画にも彩管を揮ったもののごとし。二つの裏銘は一筆のごとし。つまり嘉永3年(1850)表装替えしたとき、前にあった銘を写したものであろう。英一蝶Hanabusa Itchō江戸時代 17世紀後期〜18世紀初期掛幅三幅 紙本著色⑴風天Fūten, the Wind Deity[落款]「暁雲堂朝湖畫」[印章]「信香之印」(朱文方印)⑵火天Katen, the Fire Deity[落款]「暁雲堂朝湖畫」[印章]「信香之印」(朱文方印)⑶帝釈天Taishakuten, Ruler of the Gods on Mount Sumeru[落款]「暁雲堂朝湖畫」[印章]「信香之印」(朱文方印)[所見]十二天図のうちの風天・帝釈天・火天のみの分かれか。本来の三幅対とは考えられない。一蝶としては興味深い宗教的主題だが、印章は再検討の余地があろう。[付記]「I 仏画」198番にも掲載。21090.1×37.4㎝11.7100, William Sturgis Bigelow Collection90.1×37.1㎝11.7102, William Sturgis Bigelow Collection90.1×37.1㎝11.7101, William Sturgis Bigelow Collection英一蝶Hanabusa Itchō江戸時代 18世紀前期六曲一双 紙本著色[落款]⑴「北窓翁一蝶畫」⑵「北窓翁一蝶藤信香書」[印章]各隻に「趣在山雲泉石間」(朱文円印)[所見]一蝶の名品としてすでによく知られるもの。『日本美術絵画全集16 守景・一蝶』(集英社、1978年)所載。金雲で上下二段に画面を分かち、絵巻を屛風に移し替えて破綻なくまとめた構成。裏面には銀地・墨画の山水図があるが、これは一蝶ではなく、文人画系画家の筆になるものと思われる。一蝶晩年の正統回帰をよく示す作品である。英一蝶Hanabusa Itchō江戸時代 18世紀前期掛幅一幅 絹本墨画淡彩[落款]「英一蝶圖」[印章]「信香之印」(朱文方印)[所見]宝永6年(1709)江戸へ戻って以後の晩年作。いかにも狩野風が出ている。一蝶の出自をよく示しているといえよう。英一蝶Hanabusa Itchō江戸時代 18世紀前期掛幅一幅 紙本墨画[落款]「英一蝶書」[印章]「信香之印」(朱文方印)[その他]巻止に「一蝶画柳鵶之図 高洲閣蔵」とある。英一蝶Hanabusa Itchō江戸時代 18世紀前期掛幅一幅 絹本著色各162.6×347.0㎝⑴11.4220⑵11.4219, Fenollosa-Weld Collection112.6×43.0㎝11.6496, William Sturgis Bigelow Collection109.8×18.1㎝11.6497, William Sturgis Bigelow Collection32.3×53.8㎝
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