ボストン美術館 日本美術総合調査図録 解説篇
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(2- I -362)(2- I -363)(2- I -364)(2- I -355)(2- I -357)(2- I -359)IX 江戸時代狩野派 Later Kano School Paintingsのようにも見えるが、このような字を号に用いるはずがないであろう。一応「清純」として掲げる。古様を意識するが、類型化した18世紀的な作品。山田香雪(1818〜57)Yamada Kōsetsu江戸時代 19世紀中期掛幅一幅 絹本著色る画家の代表作となるもの。寿静(生没年不詳)Jusei江戸時代 18世紀後期掛幅一幅 紙本墨画淡彩墨書がある。否か不明。一応狩野派か。ボストン美術館のカードにはSchool of Kano Atsunobu(Jusei)とあり。狩野受斎(生没年不詳)Kano Jusai江戸時代 享保19年(1734)掛幅一幅 絹本著色略蓋世偉勲 回天三約之表 君臣義全乗燭 述旦大節凛然 向不握櫓遺恨千年/享保甲寅夏日長胤拝書「長胤」357.358.359.牡丹に小禽図Peonies and Birds波に鶴図Crane and Waves寒山拾得図Hanshan (Kanzan); Shide (Jittoku)360.361.362.孔雀牡丹図Peacocks and Peonies恵比須図Ebisu, One of the Gods of Good Fortune関羽騎馬図Guanyu (Kan’u) on Horseback家とみてよい。小島康武なる画家が受斎を名乗っている。[落款]各幅に「顔湖画」[印章]各幅に「淵」「顔湖」(白文連印)[その他]巻止に「小杉蔵」(朱文長方印)。[所見]近代の画家のごとし。金泥も真鍮粉に近く、あまりよい金泥ではない。狩野休意郁信(生没年不詳)Kano Kyūi Ikunobu江戸時代末期〜明治時代 19世紀後半掛幅一幅 絹本著色[落款]「休意藤原郁信筆」[印章]「狩野休意」(白文方印)[所見]明快な形態に特徴がある。それだけに、風を受けに入る可能性が強い。伝津田休甫(生没年不詳)Formerly attributed to: Tsuda Kyūho江戸時代 18世紀中期掛幅一幅 紙本墨画淡彩[落款]「休甫筆」[所見]図様は文正筆「飛鶴図」(相国寺蔵)を祖本としたものであることを示す。岩皴や波の描法には江戸狩野の特徴が看取できる。ボストン美術館のカードでは津田休甫となっているが、この休甫は慶長(1596〜1615)頃の人である。画風、描写筆致から、本図は慶長時代まで□り得ない。宝暦(1751〜64)年中の狩野休補が別にあり、むしろ画風からこの画家を想定すべきか。伝清純(生没年不詳)Attributed to: Kiyosumi江戸時代 18世紀掛幅二幅 紙本墨画[印章]各幅に「狩野」(白文方印)「⃞純」(白文方印)[所見]ボストン美術館のカードでは清純(Kiyosumi)となっているが、下の白文方印は一字が読めない。「殍」[落款]「真靜藤原意誠筆」[印章]「眞靜」(白文方印)「意誠之章」(朱文方印)[その他]箱書あり。[所見]山田洞雪の男にして天保(1830〜44)年中の人という。特に個性はないが、保存良好にして山田香雪な[印章]「寿静」(白文方印)[その他]巻止に「一笑齋寿静之筆 武清師匠ナリ」との[所見]剛雪寿静なる画家あり。活躍年代不詳。この人か[落款]「受齋筆」[印章]「受齋」(白文方印)[賛]伊藤東涯「「時還讀我書」(関防印、朱文長方印)勇(朱文方印)「東涯」(白文方印)」[その他]巻止に「東涯先生賛関羽畫像」との墨書がある。[所見]作者の伝記は不詳であるが江戸時代の狩野派画107.7×41.8㎝11.6657, William Sturgis Bigelow Collection45.5×69.9㎝11.6507, William Sturgis Bigelow Collection117.2×51.2㎝11.6506, William Sturgis Bigelow Collection215⑴11.6444⑵11.6443, William Sturgis Bigelow Collection119.7×54.2㎝11.6518, William Sturgis Bigelow Collectionて翻る牡丹に動勢があまり感じられない。幕末から明治89.5×29.0㎝11.6516, William Sturgis Bigelow Collection各124.8×537.0㎝⑴11.6520⑵11.6519, William Sturgis Bigelow Collection

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