ボストン美術館 日本美術総合調査図録 解説篇
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(2-II-46)(2-II-47)(2-II-48)(2-II-49)(2-II-50)XI 土佐・住吉・復古大和絵派 Tosa School, Sumiyoshi School, and Revival Yamato-e44.45.46.粟鶉図Quail and Millet賀茂競馬図The Horse Races at Kamo Shrine野遊図Spring Outing47.48.雑画巻Miscellaneous sketches梅花鴛鴦図Mandarin Ducks and Plum Blossoms冬幅であった可能性がある。115.4×50.6㎝11.4553, Fenollosa-Weld Collection29.4×41.0㎝11.4558, Fenollosa-Weld Collection48.8×70.6㎝11.4554, Fenollosa-Weld Collection掛幅一幅 絹本著色[落款]「信實朝臣真蹟住吉内記廣賢謹模」(金泥書)[印章]「墨之江」(白文方印)[その他]箱蓋表に「辨財天佛像」(墨書)、側面に「辨財天佛像住吉廣賢筆」(墨書)、蓋裏に「土佐繪之先達藤原信實之古圖 住吉内記廣賢写真蹟也 古筆了仲(花押)」(墨書)とある。[所見]『金光明最勝王経』に説かれる八臂の弁才天像を肥痩に富んだあたりの強い線で描く。白く塗られた顔貌を書く線は細くデリケートで、著衣は緑・青・黄・橙・赤などが塗られ、多彩。蓮葉座。表具の裂は、薄紅地に金泥で雲龍文を描く。金具類には金泥を使用。広賢の技術の水準を示す作品である。住吉派Attributed to: Sumiyoshi school江戸時代 17〜18世紀掛軸一幅 絹本著色[印章]「住吉之徒」(白文方印)[その他]箱なし、筒入り。[所見]弱々しい線で鶉五羽(一羽は白)を描く。印文は読みにくいが、住吉派の門人を示すものか。板谷広当(1729〜97)Itaya Hiromasa江戸時代 18世紀掛幅一幅 絹本著色[落款]「住吉慶舟」(墨書)[印章]「藤原」(白文方印)[その他]箱(桐)蓋表に「競馬圖 住吉慶舟畫」(墨書)とある。[所見]画面下部に著彩の騎馬人物を配し、遠景の社殿を墨の没骨描で描く。板谷広当は、安永6年(1777)より住吉姓を名乗り、また寛政7年(1795)より、慶舟から桂舟と改めているので、制作期はその間に限定して考えることができる。板谷広長(1760〜1814)Itaya Hironaga[落款]「慶意廣長画」(墨書)[印章]「廣長之印」(白文方印)[賛]「うちむれてすみれつむまにとふひ野の かすみの[その他]箱なし、筒入り。[所見]春の野辺、菫を摘む人物を描く。女性は頰紅を差[落款]「板谷新太郎廣隆画」(墨書)[印章]「板谷」(白文方印)[その他]箱なし、筒入り。紙継ぎは六紙。[所見]馬(一筆描)、竹、松に日の出、布袋、□鷺/潑墨[落款]「桂舟廣隆筆」[印章]「廣隆之印」(朱文方印)[その他]箱なく、筒入り。[所見]紅梅・椿を左寄せで描き、鴛鴦を添える。軸部分101.5×38.5㎝11.7157, William Sturgis Bigelow Collection29.6×830.8㎝11.7163, William Sturgis Bigelow Collection97.3×38.0㎝11.7162, William Sturgis Bigelow Collection江戸時代 18世紀後半掛幅一幅 絹本著色うちにけふもくらしつ」し、ふっくらとした顔であどけない表情をしている。前景の松樹の枝幹は震える線で描かれ、全体に古典的な大和絵様式を祖述する。遠山は墨の没骨描で、時代の特徴を示す。優れた出来栄えで広長の作風の水準を示す。慶意を桂意と改める寛政8年(1796)以前の作と見られる。賛歌は、「六百番歌合」所載の藤原季経の作歌で野遊を詠んだもの。板谷広隆(1786〜1831)Itaya Hirotaka江戸時代 19世紀巻子一巻 紙本墨画淡彩山水、梅花小禽、雄鶏、山水/鳩、釈□、蓮に翡翠/布袋、梅に鳩、鶺鴒二羽、水仙/琴棋書画/達磨、蕪、枇杷、猿猴。1〜3紙と4〜6紙の紙質・墨色・筆致に差異がある。署名から、広隆のごく若描きと推察される。板谷広隆Itaya Hirotaka江戸時代 19世紀前半掛幅一幅 絹本著色の裂に「冬」の墨書があり、もとは双幅または四幅対の241

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