(2-II-62)(2-II-64)(2-II-65)(2-II-66)(2-II-67)(2-II-68)XI 土佐・住吉・復古大和絵派 Tosa School, Sumiyoshi School, and Revival Yamato-e65.66.67.十六羅漢図Sixteen Rakan採桑老・蘭陵王・納曽利図Bugaku Dances: Saisōrō, Ranryō-ō, and Nasori岩屋草子図断簡Section of the Story of Iwaya(Iwaya no sōshi)68.69.70.中将姫物語絵巻The Story of Chūjōhime(Chūjōhime monogatari emaki)わらしべ左衛門物語絵巻The Tale of Warashibe Zaemon(Warashibe Zaemon monogatari emaki)曽我物語図断簡Scenes from the Tale of the Soga Brothers(Soga monogatari)132.9×57.1㎝11.7175, William Sturgis Bigelow Collection⑴108.3×40.6㎝⑵109.2×40.9㎝⑶108.8×40.8㎝⑴11.8125⑵11.7154⑶11.7155, William Sturgis Bigelow Collection33.5×49.9㎝1972.1027, Gift of Jan Fontein[その他]詞書「さてそのゝちあまをはゆるされけりあまと一致することから、その模本であることが確認される。編集順が伝説の進行と逆であることにより、後世の再編と見られ、また現存しない段の模写もかつてあったと見るべきであろう。鬼頭道恭(1841〜1905)Kitō Michiyasu江戸時代 19世紀掛幅一幅 絹本(紺地)金泥画[落款]「道恭謹冩」(金泥書)[印章]「道恭」(朱文楕円印)[その他]箱なく、筒入り。[所見]山水の谿谷に十六羅漢および従者を配する。羅漢の顔、身体は金泥の平塗り、山岳は細く抑揚の富んだ線で描き、金泥の隈を入れる。鬼頭道恭は、名古屋人、森高雅の門。16歳より京都に入り、巨勢派の北村某に仏画を学び、冷泉為恭に従って土佐派の画風を学ぶ。作者不詳Artist unknown江戸時代 18〜19世紀掛幅三幅 絹本著色[その他]箱はアメリカ製か。[所見]舞楽の蘭陵王・採桑老・納曽利を無背景で単独に描く。衣裳の朱彩や文様も鮮明に残る。きわめて平面的な作風。作者不詳Artist unknown江戸時代 17世紀初め冊子のうち一枚 紙本著色[所見]継子いじめの物語として知られる「岩屋草子」の[その他]箱書なし。題簽は「中将姫」(貼紙墨書)。[所見]横佩右大臣豊成の娘、中将姫が継母いじめに遭い[その他]箱あり、箱書なし。外題は「わらしへ左衛門」(貼紙墨書)とある。[所見]上下に金砂子の霞を配し、墨線に沿って淡藍を刷34.9×603.2㎝15.188, William Sturgis Bigelow Collectionはいましめられたる/をはかなしまていはやへをそくまいるなけきつゝひめ/きみのおはしますいはやへはしりけるふしきの事にて/いまゝてまいり候はねは御つれづれはいかにと申てさしいりて/みたてまつるに見えさせ給はすいつのならひにかたちいてた/まふへきかなしきかなやとてはしりまはりてもたえこかれ/けれともかひそなきおもひのあまりにみきはへはしりける/うみへうちむかひてたとひりうくうへ御かへりありともうみの」後半、中将に連れ去られいなくなった岩屋の姫君を海士夫婦が捜す場面に相当する断簡。天理図書館本、ニューヨーク公立図書館スペンサーコレクション本系の稚拙な作風を受け継ぎ、さらに簡略化したところに画風の特色をもつ。作者不詳Artist unknown江戸時代 17世紀巻子二巻 紙本著色ながらも、生母への供養から発心し、剃髪して当麻寺に入り、蓮糸曼荼羅を織成して極楽往生を遂げるまでを上下二巻に描く。画面の上下に金砂子蒔きのすやり霞を描き、詞書料紙には金泥で松・菊を施し、紙背にも墨また銀泥で沢潟を描く。人物の表情はかなり類型的である。作者不詳Artist unknown江戸時代 17世紀巻子一巻 紙本著色いている。画風は柔かく優れた出来栄えを示す。現存数の多くない「わらしべ左衛門物語絵巻」の貴重な遺品であり、本文研究など今後の研究がまたれる。作者不詳Artist unknown⑴33.6×1526.5㎝⑵33.3×1163.3㎝⑴11.4551⑵11.4552, Fenollosa-Weld Collection245無落款Unsigned Paintings
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