4.白狐図White Fox5.幽霊図Ghost6.白猿図White Monkeys7.山水図屛風Snowscape; Landscape with Waterfall8.雪松図屛風Pine Tree in the Snow9.白梅鴬図Bush Warbler on Blossoming White Plum Tree120.2×70.6㎝11.4900, Fenollosa-Weld Collection128.3×44.3㎝11.8495, William Sturgis Bigelow Collection83.0×44.7㎝11.8496, William Sturgis Bigelow Collection筆とす。他の応挙の猿とよく比較すべし。とするものがいたのであろう。絵は中々よく出来ているが、応挙の感覚とやや異なるように思われる。落款・印章ともやや問題あり。特に下の「仲選」の印は基準印と異なる。伝円山応挙Formerly attributed to: Maruyama Ōkyo江戸時代後期 19世紀掛幅一幅 絹本墨画淡彩[落款]「安永己亥仲冬写 應舉」[印章]「応舉之印」(白文方印)「仲選」(白文方印)[その他]蓋表「白狐野遊之図 円山応挙画 一幅」[所見]絵は大変よく出来ている。あえて難をいえば、左胸辺りの毛並の意味がよく分からない点と、□が模様的になっていてリアリティがない点か。落款もよく取っている。ただし、印章に問題あり。特に上の印章。同時に一鳳を出してもらって観照す。一鳳の方が優れている。ということは、応挙本を疑うべきであろう。伝円山応挙Formerly attributed to: Maruyama Ōkyo江戸時代後期 19世紀掛幅一幅 紙本墨画淡彩[落款]「安永巳亥仲冬写 応挙」[印章]「応挙之印」(白文方印)「仲選」(白文方印)[所見]世にいわゆる応挙の幽霊図とは異なる図様である。どうやら足が描かれている。一異様の幽霊図として扱いたいが、落款印章は全くだめである。参考作品としては、十分尊重しておきたい。伝円山応挙Formerly attributed to: Maruyama Ōkyo江戸時代後期 19世紀掛幅一幅 紙本淡彩[落款]「応挙」[印章]「応挙之印」(白文方印)[所見]絵は中々面白いが、落款印章宜しからず。飛び込み落款とするも不可なるべし。しかし、慎重を期して偽316伝円山応挙Copied after: Maruyama Ōkyo 江戸時代後期 19世紀六曲一双 紙本墨画淡彩[落款]⑴「丁未暮春写/應擧」⑵「應擧」[印章]各隻に「應擧」(朱文方印)「仲選」(朱文方印)[所見]三枚継。絵はよく描けているが、応挙の原本があったか。落款も弱く、印章もよくなし。この印章は「王羲之・龍虎図」三幅対(大乗寺蔵)のものが基準となるが、これと異なっている。特に上の印章。下の印章はよく似ているが、微妙に異なる。右隻は保津川図屛風の構図に似る。Copied after: Maruyama Ōkyo江戸時代後期〜明治時代初期 19世紀六曲一双 紙本墨画金泥[落款]⑴「應擧」⑵「寛政辛亥初冬写/應擧」[印章]各隻に「応挙之印」(白文方印)[所見]国宝の三井記念美術館本の模本というべきもの。厳密には応挙とは認めがたし。絵が物足りなし。特に松葉をかぶった裏側の描写。落款印章も問題あり。落款(特に左隻の年紀ある方)も物足りなし。しかし、国宝本の模本として重要なり。一紙で紙継なし。伝本如(大谷碧山、1778〜1826)Formerly attributed to: Honnyo (Ōtani Hekizan)描表装:伝円山応挙Painted mounting formerly attributed to: Maruyama Ōkyo近代 20世紀掛幅一幅 友禅染・描表装[落款]「碧山」/「応需画表装/源応挙」[印章]「碧山不拙」(朱文瓢形印)/「応挙」(朱文方印)[所見]碧山の図を友禅染にし、表具も友禅染ではあるが、応挙の落款があるので、応挙の下絵で染めたことを意味している。しかし、この応挙の落款は問題がある。碧山・応挙の両者の落款は肉筆である。大変珍しい作品⑴153.8×361.0㎝⑴154.4×361.0㎝⑴11.4754, Fenollosa-Weld Collection ⑵11.8501, William Sturgis Bigelow Collection伝円山応挙各169.0×369.0㎝⑴11.8500, William Sturgis Bigelow Collection ⑵11.4753, Fenollosa-Weld Collection95.7×38.0㎝1994.271, Frederick L. Jack Fund and Edward S. Morse Memorial Fundで日本ではあまり知られないものであるが、要調査。
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