ボストン美術館 日本美術総合調査図録 解説篇
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XIII 円山四条派 Maruyama-Shijō School岡島清曠Okajima Seikō幕末〜明治時代 19世紀中期掛幅一幅 絹本著色く。やや画面に潤を欠くきらいあり。その点が清嚝なのであろう。四条派の一般的世界。岡島清曠Okajima Seikō幕末〜明治時代 19世紀中期掛幅一幅 絹本著色蓋裏「清嚝識」が売却された。ゆえに今は右幅の春のみ。左幅の写真は館に残されている。箱は共箱で、資料として参考になる。岡島清曠Okajima Seikō幕末〜明治時代 19世紀中期掛幅一幅 絹本著色下する翡翠を描く。洒落た絵。前川文嶺(1837〜1917)Maekawa Bunrei幕末〜大正時代 19世紀後〜20世紀初期掛幅一幅 絹本淡彩168.通天橋紅葉図169.山桜に目白図170.瀑布に翡翠図171.嵐山春景図165.魚籃観音図166.熟稲群雀図167.旭日鯉魚図[落款]「菱華百廣年写」[印章]「廣年之印」(白文方印)「菱華」(白文方印)「水落石出」(白文長方印)[所見]鷲の羽毛を没骨で描き、迫力を欠く。岩は濃淡の墨点を散らして、苔と草を暗示する。大作にして優品。[付記]第3次調査「洋風画・南蘋派・南画・諸派」調書による。石垣東山(1804〜76)Ishigaki Tōzan幕末〜明治時代 19世紀中期掛幅一幅 絹本著色[落款]「東山」[印章]「東山」(朱文方印)「石垣春印」(白文方印)[所見]やや品を欠く観音の風貌といいたい。珍しい作品なので、資料として記録しておこう。岡島清曠(1823〜77)Okajima Seikō江戸時代 文久3年(1863)掛幅一幅 絹本墨画淡彩[落款]「文久癸亥八月/巳なる金日/清曠」[印章]「清曠」(朱文方印)[その他]蓋表「熟稲群雀図」、蓋裏「清嚝識」[所見]款記の「巳なる金」とは、歴注で巳・成・金が重なる日。実の成る金の意にとりなし、その日に金銀米銭を紙に包んでおけば富むという(『広辞苑』)。めでたい画題。岡島清曠Okajima Seikō幕末〜明治時代 19世紀中期掛幅一幅 絹本著色[落款]「清曠」[印章]「清曠」(朱文方印)[所見]大作であることから、並の出来とはいえ一応評価[落款]「清曠」[印章]「素行」(朱文長方印)[所見]東福寺の紅葉の名所である通天橋を正面より描[落款]「清曠」[印章]「清曠」(白文長方印)[その他]蓋表「山桜繍眼児図/丹葉雀鶺鴒図 双幅」、[所見]箱書の通り、元々春と秋の双幅であったが、1932年に「吉備大臣入唐絵巻」の購入資金調達のため、片方[落款]「清曠」[印章]「清曠」(朱文方印)[所見]画面の大半を滝の白い面とし、左下に小さく急降46.1×71.6㎝11.4765, Fenollosa-Weld Collection123.6×50.2㎝11.8556, William Sturgis Bigelow Collection107.4×42.9㎝83.172, Gift of the First M’f’g. & Trading Co., New York126.8×49.7㎝339Kannon of the Fish BasketSparrows, Rice, and SunCarp and Rising SunTsūtenkyō with Autumnal ColorsMountain Cherry with White-EyesWaterfall and KingfisherArashiyama in Spring11.8020, William Sturgis Bigelow Collection171.2×84.2㎝11.4779, Fenollosa-Weld Collection[その他]蓋表「魚蘭観世音御像 角鹿東山筆 一軸」128.4×50.7㎝11.8558, William Sturgis Bigelow Collection129.0×66.9㎝11.8559, William Sturgis Bigelow Collectionする。

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