XIII 円山四条派 Maruyama-Shijō School料的にみて貴重。歴史的事実を伝える。見物人の姿も実に面白く印象的。優品。中島華陽（1813〜77）Nakajima Kayō幕末〜明治時代 19世紀中期掛幅一幅 絹本著色の上作であり、管見のなかでも最も充実した出来。顔の表現には近代的なシャープさが見られる。雲の描写も面白い。優品。中島華陽Nakajima Kayō幕末〜明治時代 19世紀中期掛幅一幅 絹本墨画淡彩かに薄墨を塗り残して雪を示す。ただし、降っているというよりも、感覚的表現なり。中島華陽は中々によい画家なり。谷口華明（1809〜57）Taniguchi Kamei江戸時代末期 19世紀中期掛幅一幅 絹本著色251．仙女図252．雪中白梅図253．稚松雉子図＊決して上手い画家とは言えない。114.6×56.4㎝11.8407, William Sturgis Bigelow Collection98.8×36.1㎝11.8408, William Sturgis Bigelow Collection126.7×54.6㎝11.8696, William Sturgis Bigelow Collection47.1×73.5㎝11.4735, Fenollosa-Weld Collection沖冠岳（1817〜76）Oki Kangaku幕末〜明治時代 19世紀中期掛幅一幅 絹本著色［落款］「冠岳」［印章］「沖庸」（白文方印）「展親」（朱文方印）沖冠岳Oki Kangaku幕末〜明治時代 19世紀中期掛幅一幅 絹本著色［落款］「冠岳沖庸」［印章］「冲庸」（朱文方印）「冠嶽」（白文方印）［所見］247番「猛虎図」（11.8407）とともに典型的岸派の様式。岸派の画風を守って、面白味少なし。近藤霞峰（1819〜？）Kondō Kahō明治15年（1882）掛幅一幅 絹本著色［落款］「明治十五年八月六十四歳／霞峰写」［印章］「白翁居士」（白文方印）「華城以南閑窓」（朱文方印）「⃞⃞」（遊印、白文長方印）［所見］下半分の前景は着色、上半分の後景は水墨主体。日本風俗に変貌させた「織」は珍しい。優品。［付記］第3次調査「洋風画・南蘋派・南画・諸派」調書による。横山華溪（1816〜64）Yokoyama Kakei江戸時代 安政5年（1858）掛幅一幅 絹本著色［落款］「安政戌午六月四日／東本願寺焼失之図／華溪」［印章］「信平之印」（白文方印）「華谿」（白文方印）［その他］蓋表「東本願寺炎塵之図 横山華渓筆」［所見］東本願寺が焼亡した時の様子を描いたもので、資［落款］「皆春館華陽」［印章］「中島」（白文方印）「重輔」（朱文方印）［その他］外題「先姿観世音御画」［所見］仙女の名は不明、要調査。華陽の作品として中々［落款］「皆春館華陽」［印章］「中島」（白文方印）「重輔」（朱文方印）［所見］外隈で雪梅を描く。朱の霞は旭日を象徴す。かす［落款］「華明」［印章］「華明」（朱文楕円連印）［その他］「圓山華明先生稚松圖」［所見］華明の作例は極めて少なく、貴重な存在。しかし、117.0×51.1㎝11.8410, William Sturgis Bigelow Collection116.9×55.8㎝11.8409, William Sturgis Bigelow Collection102.2×36.2㎝11.4742, Fenollosa-Weld Collection351Transcendent Riding on a KirinPlum Branch in the SnowPheasants and Young Pines247．猛虎図Tiger248．旭日梅花図249．蚕織図250．東本願寺炎塵図Plum Blossoms and Rising SunSilk Industry The Burning of Higashi Hongan-ji
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