ボストン美術館 日本美術総合調査図録 解説篇
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283.西王母図284.足柄山図285.春秋山水図286.白狐図287.四季山水花鳥図288.月下桜花図116.9×49.7㎝11.8377, William Sturgis Bigelow Collection138.2×71.2㎝11.8378, William Sturgis Bigelow Collection103.1×41.3㎝11.8334, William Sturgis Bigelow Collection各101.0×35.8㎝[印章]各幅とも「敬之」(朱文長方印)掛幅一幅 絹本淡彩[落款]「七十一翁/一鳳」「慶応戊辰/六十有六/蓑洲」[印章]「弌鳳」(朱文瓢形印)「蓑洲」(朱文方印)[その他]蓋表「一鳳蓑洲隺亀寄合」森一鳳Mori Ippō江戸時代 万延2年(1861)掛幅一幅 紙本著色[落款]「万延辛酉初春写/一鳳」[印章]「森敬之印」(白文方印)「子交氏」(朱文方印)[その他]蓋表貼付「天人之画 一鳳」[所見]一鳳には珍しい唐美人図で、清楚な雰囲気を示している。□雪の作品に似た図柄のものがあるが、これは一寸顔が大きいか。しかし、優品である。森一鳳Mori Ippō江戸時代 慶応2年(1866)掛幅一幅 絹本著色[落款]「一鳳」[印章]「一鳳」(朱文楕円印)[賛]片山豊嶼「……/慶應丙寅春日豊嶼介夫「介夫」(白文方印)「子石」(白文方印)「豊嶼」(関防印、白文長方印)」[その他]蓋表貼紙「一鳳先生画富士山水中武者二人之図」、外題「森一鳳漢室将夜望画」[所見]中央奥に富士を配し、左に笙を吹く新羅三郎を描く。全体に固い描写である。森一鳳Mori Ippō明治2年(1869)掛幅二幅 絹本著色[落款]⑴「一鳳写」⑵「明治巳己冬/七十二翁一鳳写」356[その他]蓋表「春秋山水 二幅 森一鳳画」[所見]右幅は嵐山春景であろうが、左は特定しにくい。栂尾秋景とは言い難い。一鳳にはもう少し潤いがあってもいいのではないか。いささか乾いた感じがする。特に左幅の紅葉と岩の表現にその印象が強い。森一鳳Mori Ippō明治4年(1871)掛幅一幅 絹本墨画淡彩[落款]「明治辛未夏/臨家父図一鳳」[印章]「森敬之印」(白文方印)「子交氏」(朱文方印)[所見]森徹山の白狐図を摸写したもの。ただし、徹山の作は知られていない。一鳳の優品なり。応挙の白狐と比較すべし。森一鳳Mori Ippō明治4年(1871)掛幅六幅 紙本淡彩⑴・⑵120.9×44.6㎝⑶〜⑹121.2×44.9㎝[落款]⑴〜⑸「一鳳」⑹「七十四翁一鳳写」[印章]各幅とも「敬之」(朱文長方印)[所見]印章は基準印によく合致せり。紙本のアッサリしたもの。これら六幅は表装も全く同一で、もと十二幅あるいは六幅対か。森一鳳Mori Ippō明治4年(1871)掛幅一幅 絹本著色[落款]「七十四翁一鳳写」[印章]「敬之」(朱文長方印)[所見]一鳳没年の作。実によい風情が表現されている。Xiwangmu (Seiōbo), the Queen Mother of the West, and AttendantMinamoto no Yoshimitsu Teaching the Shō to Toyohara no Tokiaki at Mount AshigaraSpring and Autumn LandscapesScenes in the Four SeasonsCherry Blossoms and Moonlight⑴11.4725⑵11.4726, Fenollosa-Weld Collection122.3×82.2㎝11.8379, William Sturgis Bigelow Collection⑴11.8348⑵11.8349⑶11.8362⑷11.8350 ⑸11.8364⑹11.8363, William Sturgis Bigelow Collection102.8×41.9㎝11.8346, William Sturgis Bigelow Collection一鳳の良い面が現れている作品と見たい。White Fox

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