(2-IV-4)(2-IV-5)(2-IV-6)(2-IV-7)(2-IV-8)(2-IV-9)4.鷹図□Hawk5.朝比奈首曳図屛風Asahina Saburō in a Tug-of-War with a Demon 曾我蕭白6.風仙図屛風Transcendent Attacking a Whirlwind7.商山四皓図屛風The Four Sages of Mount Shang8.虎渓三笑図屛風The Three Laughers at Tiger Ravine9.楼閣山水図屛風Landscapes with Pavilions損あり。右端の引き手跡は判別不能。7・8面⑷の左端に引手跡、7面の上辺破損激しい。 印章は「鸞山」印の周囲を朱筆による内方外円の形で囲み、同様に朱筆で蕭白印、虎道印を瓢形の枠に収める。落款のあるところは紙地の傷み激しい。印章は「鸞山」印の周囲を朱筆による内方外円の形で囲み、同様に朱筆で蕭白印、虎道印を瓢形の枠に収める。落款のあるところは紙地の傷み激しい。[所見]雲龍図については、橋本関雪『関雪随筆』(中央美術社、1925年)参照。もと伊保崎村の寺にあったか(佐藤康宏「蕭白新論」『新編名宝日本の美術27 若冲・蕭白』小学館、1991年)。超力作。11.7040と11.7041、11.7042と11.7043は連続する。引き手跡や欠損部分に墨を補う。曾我蕭白Soga Shōhaku江戸時代 宝暦13年(1763)?□二面 紙本墨画[落款]「曽我蕭白暉雄圖」[印章]「鸞山」(朱文円印)「蕭白」(朱文小方印)「如鬼」(朱文方内円印)[所見]3番「雲龍図」(11.7040〜11.7043)と一連か。細く鋭い硬質の線で獰猛怪奇な鷹の姿を描く。樹幹や岩を薄い墨の没骨描であらわす大づかみな釘頭描を施す。蔓草や下草を柔軟な筆致で描く。葉の輪郭線少し疑問。署名のあたりに雲形が描かれもと□の一部と思われるが、本図に引手跡は確認できない。しかし、寸法が一致するところから、雲龍図の裏に描かれてあった図の一部□二枚分と思われる。強烈な表現。Soga Shōhaku宝暦12〜13年(1763〜64)頃二曲一隻 紙本著色[落款]「曽我蕭白暉雄圖(花押)」[印章]「蕭白」(朱文方印)「如鬼」(朱文方内円印)[所見]朝比奈の体は淡朱。鬼の体は淡青、口は朱、刀のさやは赤。但し褪色あるよう。紙地は大部焼けて皺がよる。力強いユーモアの□れる作品。33〜34歳頃の作品。曾我蕭白Soga Shōhaku370各165.8×135.3㎝11.7049.1□2, William Sturgis Bigelow Collection165.4×180.8㎝11.4516, Fenollosa-Weld Collection155.8×364.0㎝11.4510, Fenollosa-Weld Collection⑴154.7×361.2㎝⑵154.5×361.4㎝⑴11.4513⑵11.4514, Fenollosa-Weld Collection150.3×175.4㎝11.7032, William Sturgis Bigelow Collection江戸時代 1760年代江戸時代 宝暦14年(1764)頃六曲一隻 紙本墨画・背地にごく薄い金泥を刷く[落款]「曾我式部太輔暉珏入道 蛇足居士玄孫」「曾我左近次郎暉雄蕭白筆」[印章]「蕭白」(朱文小方印)「曾我暉雄」(白文小方印)「虎道」(白文方印)「如鬼」(朱文方内円印)[所見]白文小方印の欠損状態と署名の書風は群仙図屛風(文化庁蔵)と同じ頃の特徴を示す。漫画的な人物の表情。□の顔もしかり。永島家□絵の画風と落款の特徴に近い。物語風の平面的な描写だが、律動感と力強さあり。35歳前後。曾我蕭白Soga Shōhaku江戸時代 明和5年(1768)頃六曲一双 紙本墨画・金泥引[落款]⑵「鬼伸齋 曾我蕭白輝一画」[印章]⑵「蛇足軒蕭白」(白文方印)「輝一」(白文団扇形印)[所見]屛風は改装の跡あり。ところどころ紙の欠損あり。補修してある(但し小さい)。金砂子は後蒔きだろう。欠損を埋めた紙の上に蒔いてあるところも見当たる。しかしその前から蒔いてあった形跡もあり、これが蕭白自身によるものか。紙はいわゆる朝鮮紙で、繊維が粗く鬆が多い。補修の際画面を少し縮めたか。形がごく大づかみなので、近くで見ると全体の構成が分からず、大胆な筆のなぐり描きのみ印象に残る。左隻正面上方の龍のように伸びた枝が圧巻。類のない傑作。蕭白30代後半頃か。曾我蕭白Soga Shōhaku江戸時代 明和5年(1768)頃二曲一隻 紙本墨画[落款]「蕭白」[印章]「蛇足軒蕭白」(白文方印)[所見]全体に気分大きく、統一感あり。曾我蕭白Soga Shōhaku
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