(2-IV-10)(2-IV-11)(2-IV-12)(2-IV-13)(2-IV-14)(2-IV-15)XIV 曾我蕭白・伊藤若冲 Soga Shōhaku and Itō Jakuchū[所見]シュトラスマン本の「鷹図」(インディアナポリ[落款]各幅に「曽我蕭白」[印章]各幅に「蛇足軒蕭白」(白文方印)[所見]もと二曲の押絵貼りであったものを双幅にした。[落款]「鬼伸齋 曽我輝一圖」[印章]「鬼神齋」(朱文楕円印)「蛇足軒蕭白」(白文方[所見]蕭白の山水画スタイルの形成過程を知る上での興味深い作品。40歳前後か。[落款]「曽我蕭白」[印章]「蛇足軒蕭白」(白文方印)10.11.12.蜆子和尚図Xianzi (Kensu), the Shrimp Gatherer飲中八仙図The Eight Revellers鷹図Hawk on a Rock13.14.15.蝦蟇鉄拐図The Daoist Immortal Liu Haichan (Gama) and Li Tieguai (Tekkai) 山水図屛風Landscape芭蕉鶏図屛風Fowls Under a Banana Tree六曲一双 紙本墨画[落款]⑴「曾我蕭白画」⑵「三浦潔明画」[印章]各隻に「曾我師龍」(朱文方印)[所見]雪舟の「四季山水図巻」(京都国立博物館蔵)の図様を下敷きにした雪舟スタイルの蕭白的解釈。雲谷派の楼閣山水図屛風や明末のエキセントリックな文人画風の影響もその間にまじる。奇矯ながら堂々とした桃山風の構成。曾我蕭白Soga Shōhaku江戸時代 1760年代掛幅一幅 紙本墨画[落款]「曽我蕭白暉雄圖」[印章]「曾我氏」(朱文方印)「鸞山」(白文方印)[所見]即興的な指頭画。俳画風の軽妙さあり。30代初めか。曾我蕭白Soga Shōhaku江戸時代 明和7年(1770)頃掛幅一幅 紙本墨画[落款]「曾我蕭白暉雄筆」[印章]「如鬼」(朱文方内円印)「鸞山」(白文方印)「曾我暉雄」(白文小方印)「蕭白」(朱文小方印)[所見]淡墨を基調とした中に濃い墨で衣紋や樹葉、器の輪郭などをあらわし、没骨描で調子をつけて不思議な濃密さを作り出している。蕭白の人物画の中でも独特の雰囲気を持つ力作。30代後半。曾我蕭白Soga Shōhaku江戸時代 明和7年(1770)頃掛幅一幅 絹本著色[落款]「蛇足翁直苗 曾我蕭白暉一筆」[印章]「蛇足軒蕭白」(白文方印)⑴159.3×346.0㎝⑵158.9×346.4㎝⑴11.4508⑵11.4507, Fenollosa-Weld Collection114.2×50.4㎝1976.612, Marshall H. Gould Fund166.7×95.3㎝11.7020, William Sturgis Bigelow Collection115.5×46.8㎝11.6984, William Sturgis Bigelow Collection162.9×361.2㎝11.7030, William Sturgis Bigelow Collection150.5×174.4㎝11.4515, Fenollosa-Weld Collectionス美術館蔵)を隣に掛けて比較。両者はほとんど同時期だがボストン美術館本により没骨風が強い。シュトラスマン本は画面が大きく堂々としている。保存もシュトラスマン本のほうがよい。シュトラスマン本は脚の盛り上げをしているがボストン本はしていない。マニー・L・ヒックマン氏の話ではシュトラスマン本もまたもとボストンにあったとのこと。曾我蕭白Soga Shōhaku江戸時代 明和7年(1770)頃掛幅二幅 紙本淡彩茶墨、青墨、肉色などを淡く施す。佐藤康宏氏は、この双幅のうち特に蝦蟇図に疑問を抱く。しかし鉄拐図が堂々とした力作である以上、蝦蟇図もまた真筆と見るべきだろう。蕭白40歳前後の作か。曾我蕭白Soga Shōhaku江戸時代 明和7年(1770)頃六曲一隻 紙本墨画印)「輝一」(白文団扇形印)曾我蕭白Soga Shōhaku江戸時代 1770年代二曲一隻 紙本墨画淡彩⑴125.2×56.9㎝⑵124.9×57.0㎝⑴11.7031.1⑵11.7031.2, William Sturgis Bigelow Collection371
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