171．前後赤壁図172．秋草図173．□莱山図［所見］惲南田ばりの煌びやかな彩色没骨。精緻によく描けている。奥原晴湖（1837〜1913）Okuhara Seiko明治30年（1897）掛幅二幅 絹本著色［落款］⑴「壬戌之秋七月既望……／晴湖并書」⑵「是歳十月望歩自雪堂…／丁酉仲春於繍佛草堂晴湖画幷書」［印章］⑴「静古」（白文重郭方印）「星古」（籠字方印）「壺中日月長」（遊印、朱文方印）⑵「星古」（白文方印）「小墨荘」（朱文方印）「東海星湖」（白文方印）「繍佛草堂」（遊印、朱白文方印）幅」、蓋裏「大正戊午春日於月小画房 晴翠鍳題」［所見］晴湖の力作なり。面白みは欠けるけれども、品格高し。奥原晴湖遺墨展出品作で、当時は舞原東海氏蔵。優品。原丹橋（1866〜1901）Hara Tankyō明治時代初期 19世紀後期掛幅一幅 絹本著色［落款］「丹橋生」［印章］「丹橋」（白文重郭方印）［所見］花や葉は没骨で描き、色面に濃淡のムラを作る。崋山・椿山風の花卉図。作者不詳Artist unidentified江戸時代末期 19世紀中期掛幅一幅 絹本著色［印章］「長□之印」（白文方印）「柳里恭印」（朱文方印）［その他］蓋表「□莱山之圖 一幅」［所見］全体に淡彩風なり。上の印章は長町竹石、下は柳沢淇園のもの。したがって一種の作り物と見るべきであ404121.0×90.8㎝11.8034, William Sturgis Bigelow Collection99.8×36.7㎝11.8024, William Sturgis Bigelow Collection96.8×36.5㎝11.8008, William Sturgis Bigelow Collection晩翠（生没年不詳）Bansui江戸時代 天保10年（1839）掛幅一幅 絹本著色［落款］「松渓載鶴図／天保己亥初秋／晩翠舎主人」［印章］「義⃞」（朱文方印）「⃞⃞餘暇」（朱文方印）「晩酔舎」（遊印、朱文長方印）［所見］横幅。一見剡彩訪戴を思わせる図柄なり。山処（生没年不詳）Sansho江戸時代後期〜明治時代初期 19世紀掛幅一幅 絹本著色［落款］「山處逸人寫」［印章］「⃞聲之印」（白文方印）「山處」（白文方印）［所見］落款のスタイルから見て南宗文人画系と思われるが、画風には四条派風の洒落た感じもあり。山茶花の葉には片暈かしが使われている。これも四条派風を感じさせる要因であろう。藿里（生没年不詳）Kakuri江戸時代後期〜明治時代初期 19世紀掛幅一幅 絹本著色［落款］「六十六□藿里写」［印章］「肇」「藤」（白文方連印）［所見］色感濁り、画格高からず。技術も特に見るべきところなし。山桜、葵系の花、白い庚申薔薇、朝顔、水仙、撫子、芙蓉、牡丹などを花籠に装飾的に描く。江戸長谷川派・堤派Edo Hasegawa School and Tsutsumi SchoolTwo Views of the Red CliffAutumn FlowersMount Penglai （Hōrai）Jay and Woodpecker on CamelliasFlower BasketSeven Gods of Good Fortune174．松渓載鶴図Landscape175．山茶花に橿鳥啄木図176．花籠図177．七福神図11.8001, William Sturgis Bigelow Collection各142.0×55.5㎝⑴2001.181.1⑵2001.181.2, Gift of Morihiro and Sumiko Ogawa in memory of Tomita Kōjirō and Okakura Tenshin［その他］蓋表「先妣晴湖先生淡青緑前後赤壁図 絹本双130.4×50.2㎝11.8031, William Sturgis Bigelow Collection88.8×31.0㎝11.7995, William Sturgis Bigelow Collectionろう。
元のページ ../index.html#412